学ぶは真似ぶ。
つまり真似をすることから学びが始まる。
中学時代に国語の先生がそう言っていたのを覚えています。
でも考えてみれば確かにそうで、すべてのことは真似から始まりますよね。
文字を書くのも、計算するのも、先人たちが積み上げてきたものを真似ることから始まっています。
そして、人間は「真似をしろ」と言わなくても真似をするものです。
例えば、子供にゴルフのスイングを教えないで、ゴルフクラブを渡していきなりボールを打たせてみても、たぶん当たりませんし当たってもまっすぐ飛びません。
そのとき、その子はたぶん、まっすぐボールを飛ばす人を観察し、それを真似て、フォームの改善を繰り返すようになるでしょう。
うまく行かないときは、うまく行っている人の真似をしようとするものです。
真似ることは本能としてプログラムされていると思います。
そうしないと生き残れませんからね。
ここで重要になるのは「お手本」です。
真似をするためのお手本が駄目なら、いくら真似ても駄目です。
習字で、初心者の同級生が書いた下手な文字をお手本にしてしまうと、どんなに上手に真似できても下手な字です。
ということで、お手本は大事です。
我が家での子供のお手本はもちろん親である私と妻です。
私達がぐうたらしていたら、子供たちもぐうたらします。
私が勉強していたら、娘もします。
今日もまさに真似ぶ日でした。
私がキーボードを弾き出すと「こはちゃんもやるー!」と言って、長女の小春がそばに寄ってきます。
ひとしきり楽しんだあと、私が
「さ、お父さんはお勉強するから、こはちゃんは遊んでて」というと
「こはちゃんもお勉強するー」と言って、隣にやってきて鉛筆を持ちます。
小春いわく「お父さんがやっていると、こはちゃんもやりたくなっちゃう」だそうです。
鉛筆を使えるようになったので自分の机を与えてあげたら、喜んで机の前に座っていました。
まだ3歳なので、20分もしないうちに興味が別のものに移ってしまい、他のおもちゃで遊んだりしてますけれど。
今はすべてにおいて真似ぶ時期。
机の前にいない時間も大切な時間なので、そのまま好きに遊ばせています。
早く小学生くらいになって、計算の競争とかできるようになってほしいですね。