ドラゴン桜2で「数に強くなるのは生き残るため」と言っていました。
計算ができると生き残る確率があがると。
例えば原始時代に獲物をどう分けるか。
稲作が始まったら、その米をどう分配するか。
瞬時に計算できる人がいたら、その人の発言力が高まり、その人の価値が高まります。
現代でも、スマホや電卓がない状態で「15万円を34人で分けるから、一人4千5百円ね」なんて、暗算でぱぱっと答えを出す人がいたら重宝されますよね。
現代においては生き残るためというのは大げさに聞こえますけれど、数学とまではいかなくても算数くらいはできないと日常で困ることも多々あるでしょう。
今日、私の母から聞かれました。
「ある商品で、3,880円のポイントつかないのと、3,980円だけどポイントが3倍つくのはどっちが得なの?」
こんな計算がでてくるわけです。
数円、数十円、数百円の差ですが、計算ができるとこういうときにお得な方を選べます。
100円で1ポイントなのか、200円で1ポイントなのかで、変わってきます。
200円で1ポイントなら3倍したって、ポイントなしで3,880円よりお得になりませんからね。
自動車で、ガソリン車とハイブリット車ではどっちがお得かとか、ローンを使うならどこの会社のを使えばいいのかとか。
もちろん、こういったことは業者がシミュレーションをして「こっちは総額でいくら、あっちはいくら」と出してくれますので、計算が必要ないと言えるかもしれません。
でも、提示されたその金額の計算が巧妙にすりかえられていたら?
知識も計算も、自分を守る武器になります。
これらは、現代では銃よりもずっと役に立つ武器でしょう。
とはいえ、そんなことを考えならが計算練習したり、数学の勉強をしたりする人はいませんよね。
私もそうです。
結果的に役に立つよね、という話であって、それを目的で学んでいるわけではありません。
学ぶかどうかは、計算や数学に楽しみを見いだせるかどうか、という部分に集約されそうな気がします。
楽しみを見出すには、まずやってみることが一番ですからね。
考えるのが面倒な人は、とにかくやってみるのがおすすめです。