未就学児は家の庭。
小学生低学年は自分の地区。
小学生高学年は小学校登校エリア。
中学生は町。
高校生は近隣の市。
成長とともに、行動範囲が広がっていきます。
節目は移動手段が変わるときですね。
最初は「徒歩から自転車へ」変わる小学生。
ここで一気にそれまでに比べて行動範囲が広がります。
でも小学生のうちは、自分の小学校のエリアの外に行くことはあまりありません。
たいていの友達は同じ小学校にいますからね。
中学生になると、小学校のエリアの枠を超えて移動し始めます。
中学校でできた友達の家まで自転車で40分かかることだってあるでしょう。
高校生になると、学校自体が隣の市にあったりするので、移動距離がもっと増えます。
「バス通学」「電車通学」という移動手段も増えるので、ここでまた行動範囲が格段に増えます。
さらに大学生になると、沖縄の友達や北海道の友達もできるため、友達の家に行くときは旅行のようになります。
また旅行や留学で海外へ行くこともあります。
移動手段も「車」「電車」「新幹線」「飛行機」となり、それまでとは比べ物にならないくらい広い行動範囲になります。
徒歩から自転車、そして車と変わっていくと「この場所ってこんなに近かったんだ」と感じることがあります。
私の家から小学校までは3kmあったので、当時歩いて帰ると1時間くらいかかりました。
なのでかなり遠く感じていました。
車に乗った今はそこに行くまで5分です。
子供の頃はずいぶん行動範囲が狭かったんだなと感じます。
でも、当時はそんなことは考えません。
その当時置かれた環境が当然のものと思っているので「隣の県まで行けないから不満」とか思いません。
おそらく中学生もまた同じような感じでしょう。
自転車での行動範囲が広がったとしても、大人から見たら狭い範囲。
でも、それに対して中学生は不満を持っていないと思います。
今いる世界の狭さを知るのは、その世界を超えたときじゃないとわかりませんからね。
この暑い中、自転車をこいでLilyに通ってくれている中学生たち。
学校が休みで、本来は家で涼んでいられるはずなのに、炎天下の中自転車で塾に行くって大変ですよね。
こちらとしては有り難いことですが。
どうか熱中症には気をつけて。
こんな暑い中、マスクしたまま自転車に乗ったら、熱中症のほうが心配ですよね。
はやく「自転車中のマスクは外しても良い」としてあげたいところです。