Lilyでは今年度から入室テストを毎日実施しています。
Lilyに来たら小テストを行い、それで合格しないと教室に入れません。
基本は暗記モノのテストなので、不合格の場合は合格するまで入室テストスペースで暗記することになります。
Lilyに来ながら入室テストに合格できず教室に入れないまま家に帰るということが、過去に一度だけありました。
そして今日が二度目です。
入室テストに合格できず、延々と暗記を強いられる1年生達がでてきてしまいました。
1年生はついこの間まで小学生でしたからね。
学校で習ったことは暗記をしないといけないという意識が低いのだと思います。
完全に暗記できなくても、学校の授業は進みます。
暗記しない生徒をいつまでも待ってはくれません。
学校の先生も、生徒たち全員が暗記していないことを知りつつも、先に進まざるを得ないのです。
そうすると、暗記しないままでも、先に進むことができてしまいます。
スーパーマリオの最初の面がクリアできないけれど、ある程度時間が経ったら「もう1面はクリアしないくていいよ。次、全員2面ね」というふうに強制的に進んでいるようなものです。
1面がクリアできない子は、2面もクリアできず、できない部分がどんどん積み上がってしまいます。
「クリアしなくても先に進める」という意識を持たせないためのLilyの入室テスト。
これはやって良かったと思います。
これがなければ、英単語を全く書けなくても2年生、3年生になってしまうという状況を変えられなかったでしょう。
まずは自分が暗記できていないということに気づき、次に暗記しなくてはいけないと意識して、最後に暗記する。
このサイクルを生み出す最初のきっかけがLilyの入室テストになれば幸いです。
今後も入室テストは続けていきたいと思います。