「よし、今までの復習をしよう」
そう思い立って、開くのは問題集の1ページ目。
ちょっと待って!
最初の最初からやり直そうとするのは危険です。
だって、途中で力尽きて最後まで辿り着けなくなってしまうんですもの。
旧石器時代から勉強し始めても、鎌倉時代あたりで力尽きます。
入試で問われるのはそれ以降の方が多いですよ。
考えてみればわかります。
現在の国々の問題は、1900年以降のしがらみが多いはずです。
だって、日本人だって、モンゴルに対して「よくも鎌倉時代に元寇なんてしてくれたな?!」なんて言いませんよね。
ロシアとの関係も、日露戦争のことではなく、戦後の北方領土問題の方が重要でしょう。
こんな感じで、今の国際問題を勉強するには1900年あたりからの歴史を詳しく知っておく必要があります。
だから、テスト問題作成者も、古い時代より新しい時代の方を問題にしやすいのです。
といっても、高校入試では古い時代も結構出ますけど。
これは高校入試は「中学時代全般の知識」が問われるので仕方ありません。
「戦後は専門家並みに詳しいけれど、平安時代はさっぱり」といった偏った生徒は高校入試の段階では求められていないので。
結局、途中で力尽きずに最後までやってくれるのが一番なんですけどね。
最初から完璧にやろうとすると途中で挫折することが多いのは確かだと思います。
それなら、一番テストに出そうな分野だったり、自分が苦手なところ、得意なところからやった方が良いです。
効率を考えると。
漫画に例えてみればわかりやすいと思います。
漫画だって読み返したくなったとき途中から読み返すでしょう?
ワンピースでも?
漫画を読み返すとき、第1巻からじゃない場合も多いですよね?
自分が好きな部分だけを読み返せばいいはず。
スラムンダンクなら山王戦
ドラゴンボールならフリーザ編
ジョジョの奇妙な冒険なら第3部
とまあ、こんな感じで、みんなそれぞれ好きなところから読み返すでしょう。
勉強もそうであっていいんです。
第1章の1ページ目から読み返さなくて大丈夫です。
好きなところから学習して、気分を乗せてどんどん進めましょう!
やる順番ではなく、最後まで力尽きずにやれることが重要ですからね。