漢字の未来

少し前に「漢字を書ける人は書けない人より価値が高くなる。勉強は自分の価値を高めるもの」という記事を書きました。

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その中で「漢字を書けなくても、スマホで入力するときに変換候補の中かから正しいものを選べれば良いという時代になったら」という前提を書きました。

 

もちろんそんな時代になれば、手書きで漢字が書ける人の価値は高まるのは間違いないと思います。

 

 

ただ、昨日の「漢字変換がすごい」という記事を書いた後に考えました。

 

「未来って、変換候補から正しい漢字を選ぶという行為すら無くなるんじゃないか」と。

 

 

逆に、文章を打ってみてAIが勝手に漢字変換するのを見て「あー、この漢字が正しいのね」と、AIに教えてもらう時代になるんじゃなかろうかと思いました。

 

 

例えば「朝の早い時間に行き交う車の速度が速い」と書いた時「早い」と「速い」の使い分けをAIに教えてもらうといった具合です。

 

ちなみにこれはすでに現在出来てます。

「はやいじかん」と入力すると「早い時間」に、「そくどがはやい」と入力すると「速度が速い」と変換されます。

 

勝手に漢字に変換されるので、ひらがなのまま書きたい時に、逆に変換しないといけないという、今までとは違った仕様に戸惑うこともありますが、私はこの技術は歓迎します。

 

考えてみたら、音声入力ができる時代なのですから、漢字の変換もできてもそう不思議ではないですよね。

 

 

音声をそのまま文字に起こす場合、全てがひらがなだったら、その文章は読みにくいったらありゃしません。

 

かといって、「きのうみんなでおすしをたべた」という音声から文字に起こすとき「きのう」を「昨日」や「機能」や「帰納」から選ぶこともできませんしね。

 

清水
タップやクリックできないし

 

そもそも音声入力している人は、画面を見ていない可能性がありますから。

 

画面に変換候補が現れても、それを確認しようがありませんし、確認したところで選ぶ手段がありません。

 

「一番上の漢字」とか言うわけにもいかないでしょうし。

 

だからAIが文脈から勝手に漢字を判断して変換するしかない訳です。

 

 

現時点ではまだ少しだけ改善点があります。

例えば「飲み物を下さい」と「お飲みください」の「ください」は漢字にするのかしないのか問題があり、それに対応できていません。

 

「飲み物を下さい」の場合は、動詞の「くれ」という意味なので漢字で書きます。

「お飲みください」の場合は、補助動詞になるので、ひらがなで書きます。

 

「ください」を漢字にするかひらがなにするかの判断はまだ人間に委ねられているようです。

 

 

しかし、動詞なら漢字で、補助動詞ならひらがなで書くなんていう使い分けを徹底している人もそう多くはないでしょう。

 

「お飲み下さい」と書かれていても違和感なく受け入れる人が多いのではないかと思います。

 

友人Y
補助動詞なんて習ったっけ?

 

「やってみる」の「みる」がそうですね。

見るという動詞の意味では使っていませんよね?こういうのを補助動詞と言います。

 

「入っていく」の「いく」とか。

 

 

漢字とひらがなの違いがあるおかげで、微妙なニュアンスの違いも伝えられます。

 

例えば「箱を開けて見る」と「箱を開けてみる」は、動作がちょっと違いますよね。

「箱を開けて見る」は「開ける」という動作にプラスして「見る」という動作が入っています。

 

「箱を開けてみる」の場合は「試しに開ける」という意味であって「見る」わけではありませんよね。

まあ、中身を見るは見るでしょうけれど。

でも、極端な話、箱を開けるだけで、中身を目で見なくても「開けてみる」と言えますよね。

 

こういった違いは、漢字にするかしないかで判断できます。

 

 

 

補助動詞を漢字にするかしないかなんて、今までは気にしてなかったと思います。

でも、技術が発達しAIが漢字にするかしないか、漢字にするならどの漢字かを自動的に判断するようになったことで、人間にとっても「あー、そういうルールで漢字変換してたのね」と再確認できます。

 

AIが発達すればするほど、人間の頭の中がよりクリアになっていきますね。

 

 

他者があって初めて自分がわかるように、AIがあるから人間の輪郭が見えてきます。

 

AI技術も含めた科学技術の進歩の理由は「自分自身(人間)をもっと知る」ということなのかもしれませんね。

 

 

漢字変換からいろいろと考えされされました。

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