土曜日のの集団授業時に、何か衝撃的なことがあったんだけど何だったけかな〜とずっと思い出そうとしていました。
でもなかなか思い出せず、このブログのネタとして使えなかったんですが、先程何故かふと思い出しました!
理由は社会の地理の「時差」についての授業をしていたときのやりとりです。
「日本がちょうど12時だとして、そのとき標準時子午線が15度ずれた中国では何時?」という話をしていました。
日本と中国の位置関係を確認すると、日本が東で中国は西ということは生徒たちもわかっています。
では、日本が12時のとき、西に15度ずれた中国は何時?
15度だから1時間分のずれだよね。
11時なのか、13時なのか。
このとき、太陽がどの方角からのぼってくるかをわかっていれば、間違わないよ。
じゃ、太陽がのぼってくるのはどの方角から?
「え……?」
え……?
じゃあ、この辺の地域はさ、太陽は筑波山の方からのぼってくるよね?
太陽が筑波山のほうに沈むことはないよね?
「そうですね」
じゃあ、この辺の地衣から見ると、筑波山はどの方角にある?
「え……?」
え……?
知らないの?
生徒たちは顔を見合わせて「わからないよねぇ?」と言っています。
ちょっとまって。
じゃあ、今、ここにホワイトボードがあるでしょ。
正面がホワイトボードだ。
今自分達は東西南北のどの方角を向いているかわかる?
ホワイトボードの向こうには筑波山があるよね?
教室の左側の壁には窓があるよね?
この窓は南側?北側?そういうのもわかっていないってこと?
「気にしたことなかったです」
太陽は南の空を通るから、その光を取り入れるために南向きに家が建ってるし、南側の窓って大きいでしょう?自分の家のつくりを思い出してみて。
「あー、たしかに」
こんな感じで「太陽は東からのぼる」というのも「どの方角が東か」というのも中学生は知らなかったというのが衝撃でした。
カーナビをつければ方角なんて気にせずに目的地までたどり着けますが、東西南北は常識として身につけておきましょう(T_T)