Lilyでは中3であっても、中1の内容ができていなければ中1の内容から学習します。
逆に中1であっても、中2の内容までできれば中2の内容も学習してしまいます。
Lily内留年、飛び級制度ですね。
これにより、学年の枠を越えて、はた目から見ればごちゃごちゃのカオス感が生まれます。
最近Lilyに数人入ってきたことにより、カオスは増します。
同時期に入った中3生でも、中1の内容からの子もいれば中2の内容からの子もいます。
一人ひとりの習熟度合いに合わせて学習できるというメリットを最大限に活かせてます。
たいていはそんなふうに、下の学年の取りこぼしてきた部分を拾い集める作業から入るのですが、Aクラスは別です。
どの学年もAクラスに至っては上の学年の内容をやっています。
中1Aクラスは中2の連立方程式。
中2Aクラスは中3の2次方程式。
といった感じで、数学は1年先の内容まで踏み込んでいます。
中3Aクラスはさすがに高校生の内容までは踏み込んでいませんが、今日、去年までの中学生の英語の範囲の学習を終えました。
「関係代名詞」というものなのですが、教科書改定により今年度はさらに「仮定法」という表現も追加されたので、今年の分の中学生の範囲ではありません。
でも、関係代名詞まで終わらせてあれば良いことがあります。
それは「もう去年までの入試問題に挑戦できる」ということです。
「習ってないからできなくても仕方ない」という言い訳をさせないことができるのです。
本来は夏休み以降に入試の過去問を扱うため、夏までに中学生の内容を終えればいいかな、くらいのペースなのですが、Aクラスの子達の能力を考えて、そこまで伸ばす必要もないなと。
こうなったら一気にやってしまえ、とやった結果、5月中に終えてしまいました。
今後Aクラスに合流する生徒が現れたらびっくりですよね。
「え!もう中3の内容終わっちゃったの?入試問題解いてるの?」ってなると思います。
普通に過ごしていると「いくらなんでも早すぎでしょ」という声が聞こえてきます。
でも、中学受験した先の中高一貫校の進度を見てみてください。
一般の公立中学校が中3の内容をやっているころ、彼らは高1の内容をやります。
高1には高2の内容を、高2には高3の内容を学習し、高3の1年をまるまる大学受験勉強に当てられます。
高3の冬前にようやく終えて、残り1、2ヶ月で大学入試を受ける受験生にくらべて遥かに有利です。
つまり、1年先取りというのは大学受験を考えるとむしろちょうどいいペースなのです。
これから中3Aクラスの英語は、入試過去問をやって、ひたすら得点を積み上げる時期になります。
例年ですと収穫の秋にやることですが、種まきを終えたばかりの初夏にやってしまいます。
今後が非常に楽しみです。