わかりやすく教えるのが先生(教える)側の役目。
教わったことを繰り返すのが生徒(教わる)側の役目。
それぞれの役目を全うすれば、越えられない入試の壁などないのです。
言葉で言うのは簡単ですが、実際に実行するのはものすごく大変です。
で、どちらかといえば、生徒側のが大変だなぁと私は思うのです。
だって先生側はわかりやすく説明したあと、「これ、100回書いて覚えてね」と言えばいいのですから。
100回書くという大変な作業を実行するのは生徒側。
「教えたんだから、あとはやってね。やらずにできないって言っても、知らないよ」と言える先生側。
生徒側は不利な気がします。
受け取る荷物が多すぎるのです。
そこで、先生側にも荷物を少し負担してもらいましょう。
先生側「100回やれ」と言う。
生徒側、100回やる。
その間に、先生側の負担を入れます。
先生側「100回やれ」と言う。
先生側、100回やらせる仕組みを作る。
生徒側、その仕組みにのっとって100回やる。
これなら、生徒側が100回できなかったとき、責められるのは生徒本人だけでなくなります。
100回やらせられない先生にも責任が及びます。
先生はいかに「仕組み」を作れるか。
人によっては、激怒することで生徒にやらせるかもしれません。
人によっては、ご褒美を用意することで生徒にやらせるかもしれません。
人によっては、熱意で説得してやらせるかもしれませんし、ゲーム化して楽しませることで生徒にやらせるかもしれません。
いずれにせよ、生徒に100回やらせて習得させたい先生側は、何かしらの仕組みを考えます。
その仕組みこそが、各塾の差だと思います。
教え方の上手い下手はあれど、大差はありませんからね。
教え方よりも、いかに生徒の手と頭を動かし続けられるかが重要だと思います。
そんな仕組みですが、学習塾Lilyはというと、まだまだぼんやりとしていて、形作られていません。
Lilyっ子たちと一緒に作り上げていきたいと思います。