今日は茨城統一テストでした。
今年度の一発目です。
この結果は大して気にしません。
これから頑張ればいいだけですので、ただの指標の一つです。
むしろ最初は悪いくらいで良いと思っています。
だって、その後上げていくのが楽しいんですから。
前を走って背中にライバルを感じるのと、後ろを走ってライバルの背中を追いかけるのでは、後者のほうが精神的に楽だと思います。
抜かれるかもしれないと思うのと、抜かせるかもしれないと思うのでは、やっぱり後者のほうが精神的に良さそうですよね。
ということで私は、後ろから前へ、下から上へっていうのが好きです。
ふと、高校時代の体育を思い出しました。
その日の内容は1500m走。
スポーツテストの一環だったかは忘れましたが、校庭のトラックをぐるぐる回るのです。
当時の私は帰宅部代表。
速いのは帰る足くらいです。
そんな私でしたが、スタートの合図がなったと同時に先頭集団に飛び込みました。
クラス40人。
後ろから前へ抜いていくほうが楽しいと言えど、さすがに40人を抜いていくのは厳しいです。
抜くときに外側を通らないといけないので走る距離がのびてしまいますし、前の人を邪魔に感じるでしょう。
最初に後方に行ってしまうとそこから上がっていくのがきついと思った私は、先頭集団についていくようにしました。
タイムは全く覚えていませんが、順位は4番目くらいでした。
サッカー部などの運動部には勝てませんでしたが、非運動部としては1位です。
私に負けた運動部の友達もかなりいました。
体育の先生に「なんで運動部に入らないんだ?もったいない」と言われました。
肺活量があるのかよくわかりませんが、特に鍛えなくても中距離走や長距離走は若干速かったみたいです。
走り終えた後、最後尾にいた友人と交わした言葉を覚えています。
私「最初に飛び出さないと、後からは抜かせないと思った」
友人「最初に飛び出したら、バテてついていけないと思った」
後ろからガンガン抜いていくヒーローになるのを狙っても、現実ではなかなかそううまくは行きません。
格好つけるより、がむしゃらについていく方を選んだのが正しかったようです。
後ろから追い抜くのが楽しいとはいえ、力を抜いてわざと後ろに行ってそれから本気をだして前の人を次々抜いていくっていうのは褒められたものではありません。
全力を出したけど、後ろの方になってしまった。でも、そこでくじけず、誰にも負けない努力をしてガンガン抜いていった。そんなストーリーがいいのです。
わざと後ろに行って、それから抜くのはマッチポンプ。ドラマの自作自演です。
本気でやっても後ろの方にいってしまうくらい難しいことだから、挑戦しがいがあるってなもんです。
1500m走はショートカットができないので、抜くとしたら1人ずつ確実に抜いていかないといけませんが、勉強には制限がないので一気に10人抜きも可能です。
そういった意味では勉強は非常に楽しめる可能性があるものといえますね。
テストを受ける姿を見ていると、最初から諦めたり、投げ出したりする子はいませんでした。
みんな、全力でしょう。
現時点での全力の結果。
それが悪かったとしてもOKです。
全力を出したのなら。
あとは結果と、目標のギャップを確認して、それを埋めていくのみ。
年度は始まったばかりです。