もし、見た目が人間と変わらないロボットができたとして。
動きもスムーズになっていたとして。
それでも、人間とロボットを見分けられるとしたら「無駄な動きがあるかどうか」で判断するしかありません。
人間なら、例えばパソコンに向かってキーボードを打っているときにも、無意識に頭を書いたり、目をこすったり、ふと自然をずらしたりと、打ち込む作業とは関係のない動きをたくさんしています。
姿勢だって5秒もたたないうちにいろいろ変わります。
こんなふうに、目的に関係ない動きは人間特有です。
まあ、ロボットに「無駄な動きをしろ」と命令すれば、そういったことも可能でしょうけれど、人間の無駄な動きのレパートリーの多さはさすがに再現が難しいと思います。
無駄な動きの中にこそ人間らしさがあるということですね。
そんなことを言って、落ち着きのない自分を正当化しようとする私でした。