2021年の入試で感じたこと

入試問題を改めてよく見てみると、最初の感想とは違ってきました、

 

まず、理科。

初見ではあまり変わらないかなと思ってましたが、よく見たら難しくなってます。

模範解答を見ても、記述問題が増えているのが一目瞭然。

 

去年、記述問題が増えたと思ったら、そこからさらに増えてます。

 

 

 

国語は問題の構成や出題の仕方が変わっただけで、難しくなったかというと微妙です。

平均点は例年とそんなに変わらないんじゃないかと思います。

 

 

数学はあんまり難しくなってない気がしてきました。

ただ、難しくない=点数がとれるとは限りません。

私は難しくないと言っていますが「ちゃんと問題文を読めば」という前提があります。

問題文をきちんと読めない子には難しく感じると思います。

 

 

燃料の消費の問題などは、「補給中も燃料を消費する」ということがわかっていないとひっかかります。

ちなみに、問題文にはその文言は書かれていません。

 

書かれているのは「一定の割合で消費される」ということと「残りが200Lになったら補給するよう設定されている」ということです。

 

わざわざ「ただし補給中も燃料を消費する」とは書いてくれてません。

「補給中は消費が止まるとは書いていないから、補給中も消費したままなんだ」と、自分で正しく解釈することが必要になってきます。

 

 

身の回りの商品を見てみると注意書きがたくさん書かれていることに気づきます。

想像力のない人向けや、クレーマー対策といったでしょう。

 

例えば、子どものお菓子のように見えるジェルボールの洗剤も「幼児の手の届かないところに保管してください」とだけ書いてあれば十分かと思いきや、それだけだと「うちの子が誤って口に入れてしまった。”食べないでください”なんて注意書きは書かれていなかったんだから、メーカーのせい」なんて言う人が出てきてしまいます。

そういう人が出てくるたびに、注意書きの文言が増えていきます。

 

 

「視力が落ちてしまうので、テレビは2時間以上続けて見ないでください」という注意書きがあったとします。

そのとき「じゃあ、1時間59分見て、1分休んで、また1時間59分見て1分休んでってやれば、一日中見てもいいんでしょ?連続じゃないでしょ」なんて言うおバカさんが出てきてしまうと、そのうち「視聴は一日で合計3時間未満にしてください」とか書かれちゃいます。

 

 

問題文に書かれていないことを勝手に解釈してしまうのも駄目ですので、その加減が難しいですが、今回の問題くらいは良いと思います。

この問題を見て「補給中は消費しないでしょ」と勝手に決めつけてしまう人を間違えさせる、絶妙な問題だと思います。

 

また、今回の問題は「1時間あたり何L補給されていたかでしょ?グラフ見れば一発だよ。ある時刻から20分後に200Lだったのが、ある時刻から35分後に1700Lになってる、つまり15分間で1500L増えたんだから、1分間で100L補給されてる!」と安易に考えてしまうと間違えます。

 

ここで「あれ?そういえば補給中は燃料の消費はどうなってるんだ?消費は止まるのか?」と一度立ち止まって考えられる人はミスをしにくい人です。

 

そういう人になって欲しいという問題製作者の意図を感じます。

 

 

「問題文に余計な情報は載せないのだから、問題文にある数字をすべて使いなさい」

これが今までの攻略法。

でも、大問1の(1)でいきなり、余計な情報が掲載されまくっています。

(1)を解くのに必要な情報は「得点の3と失点の7」だけです。

それ以外の数値はほぼ意味がありません。

 

 

これも、溢れた情報から必要な情報を抜き出せという製作者の意図だと思います。

 

 

このように、机上の勉強と日常生活をうまく連結させるような問題を作っているのが茨城県じゃないかと思います。

 

清水
なかなか良い問題だね
友人Y
なんか上からだなぁ

 

いよいよ一問一答の暗記だけでは太刀打ちできなくなってきました。

2021年度、大変です。

清水

教えるのが、ね。

 

私も精進あるのみ。

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