私の父と母は、私の娘におじーおばーと呼ばれています。
おじーとおばーはものすごく愛情を注いでくれています。
そして、たくさん遊んでくれるのですが、そのときのやりとりを見ていると「私の娘は賢くなりそう」という感じがします。
理由は、おじーおばーは私の娘に考えさせる質問をよく投げかけるからです。
「これは何ていう動物?」
「猫はワンって鳴くんだっけ?」
といった質問から始まり
4つに折った紙の端っこをハサミで切って
「これを広げたらどんな形になるんだろうね〜??」
と投げかけます。
対して娘は「しかくになるんじゃない?」と答えたり。
届きそうで届かない電気の紐を触ろうとする娘に「どうやったら触れるかなぁ?」と投げかけたり。
ここで下手に「踏み台を持ってくればいいじゃん」と答えを言ってしまうと、自分で考えなくなってしまうと思います。
おじーおばーは、そういうふうに答えを言わず、自分で考えさせるのです。
「おじー、お馬のおやこになって」(四つん這いのお馬になって、背中に乗らせてという意味)
そうやって電気の紐を引っ張る孫に向かって「踏み台を持ってくるのかと思ったら、お馬でやるなんて、発想がすごい!」と賛辞を贈ります。
気を良くした私の娘はおじーおばーの質問を楽しみにします。
そうやって自分で考えて問題解決をする力を養っていくんだと思います。
おじーおばーは教育熱心ではありません。
まるで逆です。
それでも、賢い子に育てる術を心得ているようです。
というより、天然でそうしてると思いますが。
こうやっておじーおばーと楽しく遊んでいる姿を見ると、核家族化した現代日本を憂う人がたくさんいるのもわかる気がします。
今後もおじーおばーといっぱい遊んで、健やかに成長していってもらいたいです。