稲刈りの季節です。
兼業農家のうちも、稲刈りです。
稲刈りは暑くて大変ですが、暑さ以外はそこまで大変ではありません。
機械化が進んでいるので、大きな力を使う必要がないのです。
それに比べると、稲刈り後の籾摺(もみす)りのほうが力仕事です。
30kgの米を袋に入れて積み上げるのです。
もっと大きい農家は30kgずつ小分けにせずに、1トンの袋にごっそり入れてしまうのですが、いかんせんうちは小さな農家ですので……。
米袋をぐっと持ち上げて積み重ねるのが若い私の仕事です。
若いといってももう40ですけれど……
それにしても、この米袋の重ね方、誰が考えたんですかね。
うまくバランスがとれるようにできてます。
何も言わずに重ねてって言われたら、米袋は全部同じ向きに揃えてしまうでしょう。
でも、そうやって同じ向きにするよりも安定するんですよね。たぶん。
でもやっぱり、この袋詰の作業、いらなくない?とか、
1トン袋で一気に持っていける大きな農家だけを残して、零細農家は駆逐されるべきと思うのです。
その方が効率も上がるからお米も安くなるし、皆ハッピーだと思うんですけどねぇ。
まぁ、こういうことを考えるのも、これで終わり。
しばらく農作業はないので、また来年、同じ時期になるまでこの話題はすっかり忘れているでしょう。
農作業をしながら「ここにこんな機械があれば楽なのに」とか
「そのうち苗箱もなくなって、ドローンで直接田んぼに種まきするようになって、自動運転のコンバインで刈ってるところを家の涼しい部屋でモニター見ながら管理している時代がくるんじゃないか」なんて考えるのも面白いですけどね。