ギリギリをなくすには

娘と一緒に幼児向け英語のDVDを見ていたら、大道芸人がよく使う細長い風船がでてきました。

ねじっていろんな形を作るあれです。

 

DVDの中の人とも、風船を膨らませて、ねじって、犬や花などをどんどん作っていきます。

 

それを見ていた妻が「よくああいうの作れるよね〜」と感心していました。

私も「俺だって作れるよ。あれは一回作ってみればすぐできるようになるんだよ」と応戦します。

 

 

友人Y
本当に作れるの?

 

清水
作れるよ、口で息を吹き込むのはできないけど

 

 

そうです。

あれって、膨らんだ風船をねじって形を作るのは簡単なんです。

でも、その前にふくらませるのが難しいのです。

 

大道芸人さんたちは何の苦もなくふくらませているように見えますが、初めての人には膨らませません。

ポンプを使ってやらないとふくらまないのです。

 

清水
頑張ればできると思うけど、酸欠になるよ

 

 

でも、妻はふくらませることの難しさを言っていたのではありません。

 

「ねじねじすると割れそうで、私なら怖くてできないのに、よくあんなにできるね」ということなのです。

 

 

風船が割れるのは大きな音がするのでびっくりします。

それを好む人もそういないでしょう。

誰だって風船は割りたくないのです。

 

 

そう考えていると、割らないようにするために形を作るときにためらいがでます。

友人Y
ねじねじしたら割れそうだしね
でも、実際に作ってみるとわかります。
あれは、結構ねじっても割れないのです。
割れることもありますが、あんまり大きな音ではありませんので、そこまで驚かなくて済みます。
そうは言っても、初めてやる人は「割らないように」やるでしょう。
それが普通です。
普通ですが、それを続けているといつまでも怯える羽目になります。

 

 

理由は単純です。

「どこまでねじってOKかがわからないから」です。

 

たとえば「10ねじ」で割れるとしましょう。

でも、それを知らないと「5ねじ」くらいで「もう割れちゃうんじゃない?このへんでいいだろう」と、それ以上ねじるのを止めてしまうのです。

 

 

次に作るときは「さっき5ねじがいけたから、今度は6ねじしてみよう」と少しずつ増やしていきます。

 

これだと、割れる10ねじまで、ずっと怯えなくてはなりません。

 

 

 

なので、最初に15ねじするつもりでねじる。

そうすると、10ねじで割れます。

 

そこで学ぶのは限界です。

 

「あ、この風船は10ねじしたら割れるんだな」という経験はものすごく大きな経験です。

 

その経験がある人は、5ねじや6ねじ、8ねじでも怯えなくて済みます。

 

 

 

こんなふうに、最初にいかに大胆に的を外せるか。

 

少しずつの微調整しかしない人は、ギリギリのスリルをずっと味わい続けることになります。

 

 

でも、一度割れるまで経験した人は、安心が手に入ります。

 

 

未知のものが減ったからです。

 

 

最初に大きく失敗する。

これは、その後の人生の効率を上げる大きな経験です。

ぜひ、やってみてください。

 

 

 

友人Y
例えばどんなときに使えるの?これ

 

清水

料理の「コショウ少々」の入れる量とかで

 

 

友人Y
料理しない

 

清水
「どれくらいまで壁に近づくと、車の先端をこすってしまうか」とか

 

友人Y
センサー付いてる

 

清水
……。

 

友人Y
使う場面、意外になくない?

 

清水
ないね

 

 

いつか、なにかの機会にこの考え方が使えそうなときに使ってみてください。

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