どんな誉め言葉にも惑わされない人間でも、自分の話に心を奪われた聞き手には惑わされるものである。
ジャック・ウッドフォード
話が上手い人を見て「相手を楽しませられる人だから、さぞかしモテることだろう」と思っていました。
しかし、よく考えて見ると、その人よりもモテる人がいます。
それは「聞き上手な人」です。
冒頭のジャックさんの言葉がまさにそこを突いていますね。
相手の話をいかに上手に聞くか。
やり方は簡単です。
大きくうなずいていればいいんです。
それだけで、話してはだんだん気分が乗ってきて「いやー、あなたとの会話は楽しいね~~」となるのです。
「私は全然しゃべってないんだけど……まぁ、相手が楽しんでくれてるなら良かった」
聞き上手な人はこんな感じです。
これは男女の恋愛話に限らず、講師と生徒の間でも起こります。
授業中、うんうんと大きくうなずいて聞いてくれる3年生のA君。
私はそれだけで気分が乗って、必要以上にあれもこれもとしゃべってしまうのです。
A君のお母様からも「集団授業が楽しみみたいです」というLINEを頂きました。
A君に限らず、みんなこちらを向いて、私の一挙手一投足を見てくれます。
目が合うのが多いのは話を聞いている証拠です。
希望して授業を受けているだけあってか、みんなと目が合います。
少年清水を思い返してみれば、指されないようにと先生と目を合わせなかったものですが……。
今思えば、聞き方、先生の乗せ方が下手だったなぁと……。
さぁ、次回はどんな話をしよう。
ワクワクは今もあります。