塾長コミュニティの中で興味をひくコメントがありました。
「自分(子供)の実力で、がんばればどこまで点が取れると思うか?」
親と子に別々に書かせると、必ず親の点が子供を上回るそうです。
中学に入ってから成績が落ちた子の場合は、それが顕著です。
親「うちの子は頑張れば90点は取れると思う」
子「自分は頑張れば80点くらいは取れるかも」
こんなふうに 親>子 になるそうです。
確かにそんな気がします。
だって、子供の思考回路の中に「90点取れると言ってしまったら、取れなかった時に責められるだろう」という考えが潜んでいると思うからです。
言質を取られることを嫌がる子供は、低めの点数を言うはずです。
対して親が言う点数には期待がいっぱい詰まっています。
「やればできる子」というのを信じてやまない親は、高めの点数を言うと思います。
かくいう私も一人の親です。
娘は何点取れると思うか?と尋ねられたら100点と答えます。
問題は 親>子 になることではなく、そうなってからの各々の対処法ですね。
娘が100点を取れると思っていても、実際に60点くらいだった場合、その40点を埋めるための行動が必要になります。
それは「自分が勉強を監視する」とか「塾に行かせる」とか「通信講座を始める」とか、なんでもいいと思います。
まずは何かをしないとと考えて、行動することが大事ですね。
親としてはそうですが、私には塾講師という一面もあるため、塾講師としてという考えも持たないといけません。
保護者様の「うちの子の”40点”を埋めるために塾に入れました」という声に応えないといけません。
さて、そこで何ができるか。
勉強させるとか勉強量を増やすしかありませんね。
そのためには叱咤や強制が手っ取り早いですが、それは最終手段に取っておきたいです。
その必要がないくらい自発的に勉強させたい。
そこで考えたのが集団授業を取り入れること。
自立型学習では見えにくいライバルとの差を感じさせたり、チームワークを意識させたりするのにはもってこいの形態です。
ただ内容は、一般的な集団授業塾とはちょっと違うかもしれません。
切りよく、夏休みが開けてからやればいいと言われるかもしれませんが、思い立ったら即行動の私です。
さっそく明日からやってみたいと思います。