ゴールの見えないマラソンがあったら、間違いなく大半の人がペースを落とすでしょう。
それは動物的に正しい選択だと思います。
ゴールが見えないのに全速力で走り続けたら、下手すりゃ命を落としかねません。
なので、ゴールの見えないマラソンの場合はスローペースで無理なく走るのが正解です。
でも、受験はゴールが見えています。
だからもっと速く!と、本人ではなく保護者の方が焦るでしょう。
さすがに大人の方が視野が広いですからね。
例えば、運動会で綱引きをしている本人達には、どっちがどれくらい勝っているのかは把握しにくいでしょう。
周りで見ている人にとったらそんなの一目瞭然です。
当の本人たちは気づいていないけれど、周りの大人達は気づいている。
だからといって外野から声を張り上げても、目の前の綱を引いている本人達には聞こえません。
とはいえ、そのまま黙ってみているわけにもいきませんよね。
話の例をマラソンに戻します。
走っている本人達にはゴールはまだ見えません。
でも、今コース全体のどのへんを走っていて、何位くらいにいるかを伝えることができれば、もうちょっとペース配分も考えるようになるでしょう。
つまりは、今の偏差値を知ることが重要です。
そのためにはテストが必要なのです。
不運なことに、今年の中学生はまだテストらしいテストをしていません。
よって、今の位置がよくわかっていないでしょう。
結果、スローペースのままになっている中学生が多い。
このままスローペースの集団にいたらまずいと気づき始めている人もいますね。
そういう人は行動に現れます。
Lilyっ子はというと……
残念ながら、3年生はスローペース集団です。
1・2年生の方が頑張っています。
これは私が火をつけられていないということで、猛省すべきところです。
テスト結果を見て、火がつく人もいるでしょう。
もちろん心に火がつくのが理想ですが、お尻に火がついちゃう人もいるでしょう。
そうなったら「やらなきゃいけないからやるしかない!」と思えると思うので、それはそれで良いと思います。
きっかけはどうであれ、動き出す原動力になってくれれば構いません。
でも、私としてはそのテスト結果が出る前に、火を付ける働きかけをしたいと思っています。
私にとっての本当の勝負は、テスト結果が帰ってくる前。
つまり、ここ1、2週間が勝負ということです。
これが私の試練(テスト)です。
やっぱりテストは必要ですね。