成功した人に「あなたの成功の要因はなんでしたか?」と尋ねると「幸運」だと答えるそうです。
成功した本人ではなく、その周りの人に尋ねたらどうでしょう。
「あの人はすごい才能があった」
「あの人の意志が強かった」
「あの人はすごく努力した」
と答える人が多いと思います。
逆だったらどうでしょう。
周りの人が「あの人は幸運だった」と答え、
成功した本人が「私の成功の要因は、私には才能があり、強い意志を持って、努力をしたから」と答える。
自分の成功を才能や意志や努力と答える人は、自分の力で成功したと思っている。
でも、自分の成功を幸運だったからと答える人は、自分以外の力が大きかったと思っている。
この違いが人格に与える影響は大きそうです。
中学生に落とし込んでみると、高校入試で合格した時になんと答えるかってところですね。
大抵の中学生は「頑張ったから」というのではないでしょうか。
そこで「自分は幸運だったから」という中学生はそうそういないと思います。
よくよく考えてみると、大抵のことは「幸運だったから」ですよね。
努力できたのはライバルがいたからだとしたら、そのライバルに巡り会えたことが幸運です。
努力できたのは親が厳しく接してくれたからだとしたら、そんな親の子として生まれたことが幸運です。
塾に入って成績が伸びたとしたら、その塾を見つけられたことも幸運ですし、塾に行かせてもらえたことも幸運です。
「意志が強かった」というのもスタートには幸運があるでしょう。
例えば「一高に行きたい」と考えたとして、それを支持してくれる家族がいなければ、強い意志にまで育たなかったでしょう。
「は?何言ってるの?大学なんて行く気なの?一高なんて行かせないよ。うちはそんなお金ないんだから」なんて言う家族もいるかもしれません。
もしそうだったら、意志をどれだけ強く持てていたことやら。
考えていくと、すべては幸運からスタートしています。
そこに気づけるかどうか。
自分は幸運だと言える人は好かれると思います。
幸運だと思う背景には感謝の気持ちがセットになっていますからね。
一緒にいるこっちもなんだか嬉しくなります。
だから人を寄せつけます。
成功するのもうなずけます。
Lilyっ子たちにも、ぜひ幸運に気づいてもらいたいですね。