我が家にも特別定額給付金の用紙が届きました。
清水和彦 □(いらない場合は✗を記入)
こんな感じになってます。
□があるとついチェックしちゃいそうになりますが、よく読まずにチェックすると「いらない」という意志表示になり、10万円が貰えなくなります。
本当にこれはなんのためにあるのでしょう。
給付金を受け取らないという人であれば、申請書を送り返さなければいいだけですよね。
わざわざ申請書を送り返すってことは、給付金をもらいたいという意思表示である気がするのですが……。
調べてみるとこれは「給付対象が個々人であるにもかかわらず入金を世帯主にまとめたことに対応する選択肢」ということだそうです。
でも、世帯に1枚しか申請書がないから、そのお年寄りだけ受け取らないことにするためにはチェックボックスが必要になるということらしい。
なんでこういうことになったかというと、そもそもこの給付金は「今にもお金が底をつき、今日を凌ぐことさえ危うい」という人を救うためのものだったのです。
そういう人が行き着く先は万引や強盗といった犯罪だって思われてるわけ
治安を維持するためにも、お金がなくて困っている人を救うことが必要になります。
そのために、そういう人に向けて給付しようということが始まりだったのです。
それがいつのまにか、国民全員に配ることになったってわけ
当初の考えでいくと、給付金をもらうべきは「収入が極端に減って、すぐにお金が欲しい人」であって、収入が減らない人にはそのまま何もしないっていうのが筋なのです。
だから、元大阪府知事の橋下さんはそういう人たちにも給付されるこのシステムはおかしいと主張してたのです。
「僕はありがたいことに、今も仕事があり収入減の打撃は受けていない。だから、受け取りを辞退するつもりだった。
もし国が『この給付金は今すぐにお金が必要な人に配りたい。でも、それを選んでいると時間がかかって、本当に必要な人に届くのが遅れてしまう。そこで、選別しないで国民全員に一律10万円を配る。でも、本当はお金が必要な人に配りたい。だから、余裕がある人は申し訳ないが辞退してほしい。その分をもう一度、必要な人に配れるようにするから』って言ってくれれば、僕は辞退していた。
でも、国からはそういった説明は一切なく、僕のような人が受け取らなかったお金はどうなるかも不透明。しかも、「受け取らないっていう主張する人がいるせいで、お金に余裕がある人が受け取ることは良くないという風潮ができてしまった」なんて批判がきた。
頭きたから全額もらってやる」
たしかに、今、最優先すべきは収入が一気に下がって生活に困っている人を助けることであって、今まで通りの収入が得られている人はちょっと待っててっていう方が理にかなってる気がしますね。
いつの間にか「新型コロナで迷惑がかかった分の迷惑料」みたいなニュアンスになってしまったのが混乱の原因で、申請書のチェックボックスは当初の給付金の名残みたいなものなんですね。
とはいえ1人10万円もらえるのは正直ありがたいですね。
給付金でしのぐしかないね
憎むべきは新型コロナウィルス。
はやく絶滅させたいものですね。