数学でよく出てくる「2ケタの自然数」は10x+yですね。
よくある間違いにxyとしてしまうのがあります。
57を5と7の2つの数字をくっつけただけに見える人は、そういう間違いをしてしまいがちです。
xyと書くと、数学の世界では「x×y」という掛け算になってしまいます。
「x=5でy=7なら、xyは57でしょ」と主張したいと思いますが、実際は5×7=35ということになってしまいます。
冷静に考えれば57は、5と7ではなく、50と7が合わさったものとわかります。
つまり10が5個と1が7個。
それらが合わさったもの。
10×5+1×7
=50+7
=57
ですね。
5と7をただくっつけただけじゃないんです。
今は57の例で説明しましたが、2桁の自然数はいっぱいあります。
どんな数でも作れるように文字にしてみます。
先程の式の5をxに、7をyにしました。
10×x+1×y
=10x+y
xとyに好きな1から9の中から好きな数を入れてみてください。
たとえばx=3、y=9を入れれば
10x+yは10×3+9となり、39ができあがります。
こんな感じで、どんな2ケタの自然数も作れてしまいます。
じゃあ、3ケタになると?
百の位、十の位、一の位になりますね。
百の位の数は百倍、十の位の数は十倍、一の位の数は一倍(そのまま)して、合わせればOKです。
100a+10b+c
別に100x+10y+zでも構いません。
文字は何でもOKです。
この考え方が分かられば4ケタの自然数も楽勝ですね。
1000a+100b+10c+d
となります。
今日から高校入試の得点開示が始まりました。
自分は本番で何点取れたのかを確認できます。
茨城県は透明性が高くて良いですね。
受験生以上に、私が気になっているので、絶対に報告してねと伝えてありました。
そして今日、早速持ってきてくれた生徒がいます。
どれどれ。
100a+10b+c
a=1じゃないか!!(TдT)