1月26日に実施した茨城統一テストで、2年生の女の子が国語ですごい得点をとりました。
なんと偏差値76!!
グラフも完全に振り切っちゃってます。
読書が好であれば国語ができるとは限りませんが、国語ができる子はほぼ全員読書好きです。
この子も例にもれず。
理系の鍵が算数ならば、文系の鍵は国語でしょう。
算数好きは計算が速いように、国語好きは読むスピードが速いです。
たくさん読書しているうちに見についているのでしょうね。
この話をLily内でしたとき、「私も絵本は好きでした」という子がいました。
絵本の延長に読書があるわけですから、入り口としては良いと思います。
ただ、その子の興味は絵本で終わったとのこと。
絵本ではだめな理由が「絵本では嬉しい、悲しいという感情表現が直接書いてあるから」ではないかと思っています。
小説になると「太郎はぐっと唇を噛み締めた」という表現になります。
直接「悔しい」とは書いてないんですね。
太郎の行動から、悔しいんだなという感情を読み解かないといけません。
この行動から感情を読み解くというのが、読書好きには自然にできてるんじゃないかと思います。
行動からの感情の推測。
これは日常でもやっていることだと思います。
例えば、誰かが扉を思い切りバタンと閉めるのを見たら「怒っているのかな」とか「お腹がいたくて急いでいるのかな」とかいろいろ推測するでしょう。
これが文字になったときにもするかどうか。
浴びるように活字を読んでいる子は、それが自然にできています。
だから、国語の勉強をしなくても得点がとれるのですね。
今日からでもいいから、毎日読書をするのはとても良いと思います。
でも、国語の点数を上げるための読書は面白くないでしょう。
本来、本自体が面白いものです。
点数のことは少し忘れて、その本の世界に没頭してみてはいかがでしょう。