King Gnu
最近、King Gnu(キングヌー)の曲ばかり聴いていたら、頭から離れなくなっちゃいました。
圧倒的な歌唱力を持つツインボーカル。
調べてみたら、どちらも東京藝術大学の出身だそうで。
しかも幼馴染。
ものすごいメンバーですね。
バンドマンというのは、誰でもなりうるものだけに、素性の知れない人でもなれてしまいます。
なれるといっても、売れるのとはまた別ですけど。
そんなごちゃっとしたバンドマン達の中、”本物”を感じさせるのがKing Gnuです。
芸術大学に行くだけあって、その環境もしっかりしているというか……。
紅白に出たのも、ただ売れだしているというだけでなく、その背景も評価されている気がします。
年配の上司を説得するにあたり「芸大出身の凄いバンドマン」というのは効きそうですからね。
本当のところはわかりませんが、本物感は確かにあると思います。
そんな彼らを表すコメントに「絶対に人生2周目だろ」というものがありました。
人生2周目
すごすぎる人物に対して使われる言葉ですが、最近私がそれを思ったのは将棋の藤井聡太七段です。
彼の強さや、インタビューの受け答えを見ていると、とても高校生には見えません。
実際に自分と50歳も差のある棋士と将棋を指したり、会話したりしているので、藤井聡太棋士の中には70歳くらいのおじいちゃんが入っていると言われても納得してしまいそうです。
学生時代にやんちゃをした人がいたとして、その人が40歳くらいになったときに「ちゃんと勉強しておけばよかったなぁ」と思ったとします。
その人がその記憶を持ったまま、もう一度小学生に戻ったら、きちんと勉強することでしょう。
そんなふうに、1周目の失敗があるのが人生2周目の強みです。
でも、実際にはそんなものはありません。
せいぜい、自分の子どもや、親戚の子に「学生のうちにしっかり勉強しておけよ」というのが関の山でしょう。
0.0001%くらいは40歳になった後でも「今からでも遅くないから勉強しよう」という人もいると思います。
人生2周目と呼ばれる藤井聡太七段やKing Gnuのメンバー達は、それだけ落ち着いていて、それだけものすごい経歴や才能を持っているということです。
身近にもいる2周目を感じさせる子
人生2周目は、何も10年に1人の話ではありません。
身近にも結構そう感じさせる子はたくさんいます。
特にどの中学校にも定期的に現れる「圧倒的1位の生徒」は、2周目を感じさせます。
共通しているのは
・目の前の問題に手を抜かない
・自分はすでに理解していても、解説をきちんと聞く
・怒られるようなことはしない
・感情的になる(声を荒げたりする)ことがほとんどない
などなど。
落ち着いた大人の雰囲気をまとっています。
同級生が子どものように愚かに見えるんじゃないかなぁと思ってるのですが、2周目疑惑の子達はちゃんと同級生とも溶け込んでます。
まるで周囲を馬鹿にすると痛い目をみるというのをすでに経験したかのように、どこまでいっても大人なんです。
それもあり、2周目疑惑が晴れないのですね。
思い浮かべている2人の学生がいますが、1人は東大、もう1人は慶応大に進学しました。
ぜったい人生2周目だ!
一言で言うと「賢い」ですね。
賢いから、今何をすべきかとか、これを言ったら相手がどう思うかとか、いろいろ分かってしまう。
想像で、経験不足を補えてしまう。
そんな感じがします。
お兄ちゃんより弟のほうが要領が良くなるのは、弟はお兄ちゃんの失敗を見て、そこから学ぶからです。
「怒られて押入れに入れられたとき、『出して!!』と騒ぐと出してもらえない」と分かっている弟は、押し入れの中に入って静かに過ごします。
すると逆に親が心配になって「もう反省したな?」と言って出してもらえる。
そんなふうな要領の良さがあります。
ずる賢いとも言えますが(笑)
この弟の要領の良さを遥かに超えるのが、人生2周目疑惑の子達です。
でも、例に挙げた二人はどちらも上に兄弟がいるので、年下の要領も兼ねてるかもしれません。
高校生が小学生になった江戸川コナンも、考えようによっては人生2周目ですよね。
あの状態なら、すぐに天才になれるはず。
アポトキシン4869を飲むしかないですね(笑)