近くにお子様がいたら、問題を出してみてください。
中学2年生の社会の問題です。
1.室町時代になると、産業や流通が発達し、交通のさかんなところでは( )とよばれる運送業者が活躍した。
ア 惣(そう) イ 土倉(どそう) ウ 馬借(ばしゃく) エ 酒屋(さかや)
3.アマゾン川の流域で深刻化している環境問題は何か。
ア 砂漠化 イ 熱帯雨林の破壊 ウ 酸性雨 エ 地球温暖化
中2理科
4.次の( )にあてはまる言葉を書きなさい。
化学変化によって、原子はそれ以上に分割( )。
中2数学
これらの問いに答えた時、その理由を聞いてみてください。
「なんとなく」で選んでいる生徒が非常に多いことに気付かされると思います。
AだからBという論理的な考え方をしないと、暗記は非常に難解なものになってしまいます。
例えば、次の文の重要語句を暗記するとします。
中学生にとって難しいのは「東方見聞録」です。
黄金の国ジパングは、印象に残りやすいです。
黄金という言葉がすぐにイメージできますからね。
ジパングも、ジャパンから考えればすんなり入ってくるでしょう。
東方見聞録が覚えられない子は、丸暗記しようとする子です。
賢い子の思考回路は違います。
賢い子は東方見聞録の由来を考える、又は知ろうとするのです。
ここでなるほどと膝をぽんと叩けるような子であれば、しっかり脳内に刷り込まれます。
一度理解してしまったものは、逆に忘れるほうが難しいくらいです。
でも、東方見聞録を覚えてない子は、こういった思考回路をしていないため、刺さることなく抜け落ちてしまって「そんなの習った?習ってないよね?うちら○○先生だったから」みたいなことを言い出します。
でもしっかりと教科書に書いてあるんです。
こういう思考回路をしているかどうか、さきほど挙げた5問の解答を導くまでの考えを言わせてみればわかります。
ただ言葉を丸暗記するのは「■!○*△#*」を覚えようとするようなもの。
こんな意味のない記号を覚えるのはできないのと同じです。
暗記が苦手な子は、まずはこの思考回路を賢い人のそれに寄せていきましょう。
普段から意識して、訓練することが必要です。
キーワードは「AだからB」です。
ぜひやってみてください。
5問の解答を知りたい人はいつものようにLINEを送ってください。
数日後にはちゃんと答えの記事を書こうと思います。
ちなみに、今日いた3年生たちに「番人」を聞いたら、誰も意味を知りませんでした……。
いったい憲法の番人をどういうものとして捉えてたんだろう……(TдT)
2学期期末テストが目前に迫り、社会の追い込みに入っている3年生達。 今は公民ですね。 なかなか覚えられないと嘆いています。 大人には結構簡単です。 選挙だって、実際に行った経験[…]