最近ハマっている中田敦彦のYouTube大学で渋沢栄一を扱った回があり、私にとってとてもためになる内容でした。
人を見る時は「視・観・察」の3段階で見るといいそうです。
ここにAさん、Bさん、Cさんの3人がいるとします。
この中から一人、市長を決めることになりました。
さあ、だれを選びますか。
まずは「視」
これは外見や行動などを見ること。
見えるところを見る、ということですね。
例えば、掃除しているところを見ると「ちゃんと掃除してるんだね!」とプラスに感じるでしょう。
今回はAさんBさんCさん、3人共掃除をしていました。
みんな好印象です。
まだ一人を選べません。
ここまでが「視」
次に「観」
先程の視で見た行動の目的を見るというものです。
一段階深いところですね。
その行動をするのはなぜ?という部分を見るということです。
掃除の例で、AさんとBさんは「皆が気持ちよく使えるように」という目的、Cさんは「近々、県知事が来るから」という目的だとしたら、AさんとBさんはプラスに、Cさんはマイナスになるでしょう。
ここまでだとAさんとBさん、どちらも良い人ですね。
ここまでだとまだ二人のうちどちらかを選べません。
そして「察」
その人が何をしているときに喜びを感じるかを見る。
Aさんは「皆が気持ちよく使えるように」と掃除をしていました。
その後Aさんをこっそり見ていると、掃除だけでなく、壊れたものを直したり、皆が使うものを作ってくれたりしています。
そして、皆に「Aさんのおかげで使いやすくなったよ」と言ってもらえて、本当に嬉しそうです。
Bさんも「皆が気持ちよく使えるように」と掃除をしていました。
その後Bさんをこっそり見ていると、「Bさんのおかげで使いやすくなった」と言われても嬉しそうじゃありません。
それにBさんはきれいな女性に言われると喜びますが、おじいさんに言われるとそっけない対応です。
おじいさんには「僕に投票してくれないのなら嬉しくない」と言わんばかりの表情です。
Bさんのは「皆が気持ちよく使えるように」と言っていたのは、そう言うことで、自分がきれいな女性にちやほやされたかっただけなのです。
と、ここまで見るのが「察」
表では「お年寄りを大切にしなさい」と言っていて、その目的が「住みやすい社会をつくる」だとしても、その動機が「自分が市長になりたいから」かもしれません。
そのために「住みやすい社会を作る」という目的を掲げ、お年寄りに優しくするという行動に出る。
行動だけを見ていたのではわからないその人の本質。
それは「何に対して喜びを感じるかを見る」ということで見えてきます。
どんなに良いことを言っていても、その人が「お金を沢山浪費して遊ぶことに楽しみを感じている」とか「きれいな女性に褒められることで喜びを感じている」だったら、その人を市長にしたらどうなることやら。
「子ども達に勉強を教えて、地域の教育レベルを上げ、住みよい社会にしていくために塾を開いているんです」
そう言って塾をしながら、裏では私利私欲のために稼いだお金を使っていたら「本当に社会のために頑張ったの?」って言われちゃいますね。
そこで、私は「自分は何で喜びを感じるのだろう」と考えてみました。
お酒を飲んで楽しい時間を過ごす……これはありません。普段、まったくお酒を飲みません。
お金を使って贅沢三昧……これもありません。お金を使って満足できる遊びより、自分で何かを作り出す方が面白いと感じるからです。お金があっても外出したくないですし。
うーん、何に対して喜びを感じるのだろう……。
子どもの成長ですかね。
我が子に限らず、人が成長するところを見ると嬉しい。
ということで、僕は塾講師向きってことですね。
普段の生活を見てもらっても、全然問題ありませんからね!
いえ、それよりもやっぱり私は創作活動のがいいですね〜。
今は塾のテキストづくりにハマってます。
ということで、視・観・察。
とくに察をしてみてください。
結婚を考えているカップルとか、この視点で相手を見ると良いと思いますよ!
相手が何で喜ぶか。
どんなにカッコいいこと言っていても、浪費して喜んでたりしたらこの先大変ですからね。
逆に、この視点を持つと「自分がどう見られるか」ということも考えると思うので、自分を律するようにもなると思います。
なので、視観察、おすすめです。