小学生でもわかるこの問題です。
でも、答えにたどり着くまでに何通りか方法があります。
その道程を確認してみてください。
思考パターンがわかります。
さて、答えは出ましたか?
もちろん、連続する3つの整数とは
18、19、20 ですね。
では、その答えにたどり着くパターンを3つ紹介しましょう。
適当に足していく
連続する3つの整数とそれらの和ということで、とりえずなんでもいいからやってみるのです。
3+4+5
あ、これだと和が12だ。57まで遠い。もっと大きい数字にしてみよう。
10+11+12
和が33。まだまだだ。
30+31+33
和が93。行き過ぎた。
20+21+22
和が63。近いぞ、もうちょっと下だ。
18+19+20=57
見つけた!
連続する3つの整数は18,19,20だ!
3で割ってみる
連続する3つの整数があって、その和が57か……。
3つ合わせて57ってことは、57を3つに分ければ、だいたいの数が出るんじゃないか?
57÷3=19
19あたりを探してみよう。
18+19+20=57
これだ!答えは18,19,20 だ!
文字を使う
連続する3つの整数か……文字にしてみよう。
一番小さい数字をxとする。
真ん中の数はそれよりも1大きいから x+1 だな。
一番大きいのは、さっきの数にさらに+1した数だから、x+2 だな。
これらを足して57なんだから……方程式を作って……
一番小さい数+真ん中の数+一番大きい数=57だから
x +(x+1)+(x+2)= 57
これを解くとx=18
つまり一番小さいのが18だから、連続する3つの整数は18,19,20だ!
思考の違い
この3パターン、どれでも正解が出せるので、どのやり方も間違っていません。
でも、今後数学を学ぶ上では3番目の思考をしてほしいのです。
一番速い解き方でいえば、2番目かもしれません。
今はそれもいいんですが、今回それで正解できたのは「整数」だからです。
これが小数も分数もありの世界に突入すると、途端にできなくなってしまいます。
この思考が数学を解く鍵です。
文字を使いこなせる人は賢い人です。
ディズニーランドに行ったときに「一日の入園料で、どれくらい儲かるんだろうね」なんていう話になったとしましょう。
そのとき「入場者数をx人として……」なんて計算を始める人がいたら、
って思うでしょう?
そんな感じで、文字式マスターになっておくと、ハッタリにも使えるので、是非文字に慣れましょう!