今日から入試過去問演習講座が始まりました。
1回目の今日の内容は……
でした。
まだ習っていない単元があるとか、対策できてないとか、言い訳したいことはあると思いますが、断行しました。
だって、そもそもこれが対策なんですからね。
対策の対策は必要ないでしょう。
それよりも、実際の入試問題と対峙して、自分の立ち位置を確認するほうが有意義です。
ということで、いきなり過去問をやってみたんですが……
案の定、玉砕する人ばかり。
もし明日、入試があったら、全員不合格でしたね。
1人だけかろうじて、受かるかなという生徒がいました。
なんとこの時期に英語で94点を叩き出すY君。
「Y君にとったら、明日入試の方がいいよね。皆の準備が整わない段階で、勝負すれば勝ち戦になること間違いなしだもんね」
ということを言いましたが、そのY君を持ってしても、全教科では400点を超えられない状態です。
5ヶ月前ですから当然ですね。
英語の94点がすごすぎたんです。
もちろんY君も志望校合格にはまだまだ足りません。
他の皆は、足りないという表現では足りません。
足りないっていうのは、ある程度の量があって、そこから引き算するっていう状態ですよね。
100L入る容器に、80L入れた。あと20L足りない。
こういう状態が足りない。
100L入る容器に、10L入れた。
これを90L足りないとは表現しませんよね。
今ある量と満たされてない残りの量とを比べたときに、今ある量のが多いときじゃないと、足りないと表現しないのです。
今ある量の方が少ないのなら、それは足りないのではなく……
なんていうんだろう…
まぁ、とにかく、そんな状態です。
まだスタートラインにも届いていないような状態。
でも、今日の過去問で、入試の壁の高さがわかったでしょう。
圧倒的に勉強量も時間も足りないということにも気づいたでしょう。
さらに、1日6時間の勉強も、塾で友だちと一緒にやれば、案外簡単にこなせてしまうということもわかったでしょう。
合計点が300点はおろか、200点も行かない生徒が続出した今日ですが、収穫はあったと思います。
今日は急に秋の風が吹いてきて、時間の流れにも気づいたでしょう。
さあ、ここからがスタートです!