昨日、独立起業するための情報を主に発信している知人のブログに「ありきたりな内容で何のヒントにもならない」というネガティブコメントが書き込まれました。
これについて考えたことを書きたいと思います。
コメントをすることが凄い
私もこのブログで576記事書きましたが、いくつコメントがあるかというと、なんと1記事です。
576分の1です。
ブログのコメント機能ではなく、LINEでコメントをくれる方もいらっしゃるので、単純に1記事しか反応がなかったというわけではありません。
でも、実際に残っているコメントは1つなのは事実です。
それくらいコメントってしないものなんですよね。
今はYahoo!ニュースにもコメントを付けられますが、コメントを書き込むことはせず誰かの書いたコメントに「そう思う」ボタンを押す人はたくさんいます。
私もそれをしますが、コメントを書いたことはありません。
コメントを書くにはアカウントを作ってログインして…という手間があるので、面倒ですし、何よりそもそもコメントするほどでもないなという考えがあるからです。
そんな私だからか、コメントをする人って凄いと思います。
意見を言うことは大切ですが、自分はそれをしない(できない)ので、それをする人が凄いと思います。
その内容がポジティブであれ、ネガティブであれ。
むしろネガティブな意見は、誰かの批判を浴びる可能性があるので、余計しにくいはずですが、それでもなおコメントしてくるのは凄いと思います。
ネガティブコメントをする理由
コメントをするという行動を起こすには感情が伴っているはずです。
自分の意見と同じで嬉しくてしかたないとか、自分の意見と全く違ってて驚いたとか勉強になったとか、頭に来たとか。
今回のネガティブコメントは「ありきたりな内容で何のヒントにもならない」というものですから、がっかりしたってことですね。
じゃあ、なんでがっかりするのか。
その裏側は、期待があったということです。
期待をしてそのブログを読んだけれど、思ったような内容が書かれてなくてがっかりしたということでしょう。
期待がなけりゃ、がっかりすることもありませんからね。
無料の記事への批判の是非
ちなみにそのブログは有益な情報を無料で公開しているので、読者は1円もお金を払いません。
100円払って読んだ記事が期待はずれだったら文句の一つも言いたくなるかもしれませんが、無料で読んだ記事が期待はずれだったとコメントしているのです。
このことについて「無料で読んでるやつがとやかく言うな」という意見もあるでしょう。
でも私は、無料であっても文句言ってもいいかなーと思います。
例えば街の無料の情報誌に「コーラをがぶ飲みすれば健康になる、中途半端に飲むから悪いんだ」なんていう記事が載っていたとして、それに対して「でたらめ言うな」と記事を書いた人に文句を言ったとします。
そのとき「いやいや、これ無料の記事なんで。無料で読んでて文句言わないでくださいよ」と言われても納得しませんよね。
そこら中にある街の看板や広告だって見る人は無料ですけれど、「こんな自然の多いところに、ギラギラの派手な看板はいかがなものか。その不愉快なポスターの絵も直すべき」なんて言う人がいても良いと思うんです。
「え?あなたこの看板を作るのにお金払ってませんよね?そんな人が文句言わないでくれます?」って言い返されたとき、すんなり引き下がらないでしょう。
その情報が無料であれ有料であれ、世の中に出したら批評されてしまうということです。
とやかく言われるのが嫌なら、世の中に出さずに自分の中でしまっておくしかありません。
この観点から考えると、無料で読んでるんだから批判するなっていうのも難しいと思います。
受け取り手の受け取り方
今回のコメントでは「ありきたりな内容で何のヒントにもならない」と言っていますので、その人はそう感じたのでしょう。
でも、逆にすごく役に立ったという意見の人もいると思います。
そこで思ったのは、一つの情報でも受け取り方によって、有益にも無益にもなるということです。
例えば、ものすごくつまらない映画があったとします。
ヒントを見出だせない人は「映画、ものすごくつまらなかった。お金損した。返してほしい」となるでしょう。
ヒントを見出だせる人もお金を返してほしいという思いもありますが「なんであの映画をつまらないと感じたんだろう。その理由は……。もし自分が映画を作るときはそういうところに気をつけよう」となるのです。
反面教師から学ぶことはないと言い切る人もいれば、反面教師からも学ぶことができると言う人もいるということです。
まとめ
目の前のものがつまらない、無益だと感じるのは自由です。
それを口に出すことも自由。
むしろどんどん口にした方が、つまらない記事を書いた人にとってもメリットがあるでしょう。
書いた人だって発展途上ですからね。
これからまた良い記事を書いていけばいいのです。
結局は読者でも筆者でも、ポジティブにもネガティブにもなれるってことです。
私はあんまり気にしないタイプというか、批判されたとしてもそこから何かを見出すタイプですので、どんどんコメントしてください。
……そういう人に限ってコメントもらえないんですけどね。
称賛も批判も知名度を測るバロメーター。
いかに私が無名かがわかるでしょ?