人は1人ではなかなか頑張れないもの。
隣で頑張る誰かがいると、その人に負けまいと自然と力が入るものです。
でも、逆に1人のときはどうしても気が緩んでしまいます。
私もお隣の塾が開いている方がモチベーションが高い気がします。
お隣が休みでLilyが開いていると
と考えてしまうんです。
中学生だって同じですよね。
隣で頑張っている誰かがいたほうが、自分も頑張れると思います。
だから集団授業の中に飛び込んだ方が集中できたり、頑張れたりします。
それがよく言う「引っ張られる」状態ですね。
良い集団の中に飛び込めば引っ張られるため成長のスピードも早くなります。
昨日、最後まで残っていたのは2年生のCさんでした。
たった1人の時間です。
最初は友達が来てないことを嘆いてました。
そこで私から2つのことを伝えました。
今がその友達に差をつけるチャンス!
残りの時間で英作文のプリント4枚やってみな!
英作文のプリントは1枚20問です。
1問1分でやったとしても20分かかります。
4枚というのは80分かかる量です。
残り時間はあと45分。
睡魔と戦いながらやった40分で5問しか終わらなかったCさんに無茶な量の問題を課したのです。
2枚終われば頑張ったほうだなと思ってました。
しかし、彼女は4枚目に到達していたのです。
そのとき、時間は残り5分。
先程、睡魔があったとはいえ5問に40分かかった彼女。
そんな彼女が残りの5分でこなした問題数は15問。
1問1分と予想していたので、4枚目に入った時に「あと5問だな」と思っていた私の想像を大きく越えてきました。
そして、驚いたことにこの追い上げ期間にやった問題はほぼノーミスというおまけつき。
ゆったりのんびり時間をかけてやっているときに比べ、はるかにミスが少ないのです。
これが集中するってことだよ。
45分間集中しきった彼女はぐったりするかと思いきや、達成感で凛としてました。
勉強って長い時間やれば良いってもんじゃないんですね、と彼女。
それは私達大人が何度も言っている台詞です。
でも今までの彼女は「言葉を知っているだけで本当の意味を理解していない」状態だったんですね。
それが今日、ストンと自分の中に落とし込めたようです。
たった1人、ライバルのいない教室で、のんびり屋の女の子が成長の階段を上がった瞬間に立ち会いました。
鳥肌が立つこの感覚、伝わりますかね〜。
集団授業では競争心が芽生えやすいけれど、個別指導だとそれがないからペースが遅くなりがちという意見。
これは確かにそうだと思います。
でも、達成感に満ちたCさんを見て、1人でもできないことはないと思いました。
確率で言えばやはり集団授業のほうがスピードが上がる子が多いと思いますけれど。
1人でできる子は集団授業に勝ると思いました。
そして私も、周りの人の頑張りに左右されることなく、自分のするべきことを集中してできないと駄目だなと思いました。
周りの人に影響されるのは悪いことではありませんが、周りの人次第で自分のペースが変わってしまうってことは、それって結局「自分のペースじゃないのでは」と思ってしまいます。
周りに良いライバルがいなければ、ペースが上がらないわけですからね。
周りに依存しているようなものです。
これはどうなんだろうと。
孤軍奮闘するCさんを見て、私も刺激されました。
ちなみに、彼女がやっていた課題は3年生も同じものをやっています。
そしてその進捗を貼り出しているのですが、さすがに3年生は量が違いますね。
皆、ある程度進んでいます。
2年生は撃沈していたのですが、そこから浮上する子が2人いて、そのうちの1人がCさんです。
そして今日の頑張りにより、Cさんは全体で2位の位置に。
前を走る3年生は1人で、他の3年生は皆抜かれてしまいました。
ほらね、やっぱりライバルは下から現れるのです。
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私もこうしちゃいられない!