言い訳はしたくない!
と、思いつつも言い訳ってしちゃいますよね。
待ち合わせで遅れたとき、言い訳をしないとなると
「ごめん!」
としか言わないことになります。
でも、待たされた方としては
「なんで?」
って思いますよね。
謝ってくれるのは良いんですが、その理由がわからないとなんだかモヤモヤします。
探偵モノの漫画で「犯人はこの人!」って分かったとしても、その犯人の犯行動機がわからないまま終わってしまったら、納得いきませんよね。
そういうのもあって、言い訳ってしてしまうと思うんです。
だから、言い訳は必ずしも悪いというわけでもない。
でも、言い訳をされるのが嫌いな人っていますよね。
もし言い訳をさせないようにするならどうしたら良いでしょうか。
これは言い訳をする理由を考えると答えが出ます。
言い訳をする理由、それは……
言い訳するメリットがあるから
です。
至って単純ですね。
例えば、会社員が仕事を休むとき
「昨日、お酒を飲みすぎて、頭痛いので休みます」
という理由なら、ものすごく怒られるでしょう。
怒られるならまだしも、下手すりゃ首になるかもしれません。
でも「親戚が亡くなり、お葬式で……」なら許されます。
この理由でキレる上司がいたら、そもそもその会社事態が怪しいですしね。
この「許される」ということが、言い訳をするメリットです。
もし、この言い訳も許されずに
「親戚が亡くなった?葬式だ?ふざけんな馬鹿野郎、仕事に来い!」
と言われれば、その後おそらく誰もその理由を言わなくなるでしょう。
でも、現にそんな会社はまずありません。
だから「お葬式」が多発するわけです。
言い訳をさせたくないなら、どんな言い訳もシャットアウトする。
そうしたら、そこにいる人達はみんな言い訳をしなくなります。
言い訳はなくなると同時に、人も離れていくと思いますが……。
だから現実社会ではどうしても例外は排除できず、その例外があるために言い訳はなくなりません。
そして、そのうち
「葬式はOK、じゃあ親の看病は…?」
みたいにして、探り合いや駆け引きが始まるのです。
学生に置き換えると
「宿題を家に忘れてきたはアウト、じゃあ『家族で出かけてやる時間がなかった』は…?」
こんな風に、ボーダーラインの探り合いです。
言い訳の対処って思ったより難しそうですね。