最近、行間を読めない人が増えたのか、契約書や注意書きがやたら細かいところまで書かれるようになりました。
あれだけ細かく書かれると、最初から読む気がなくなるので本末転倒な気がします。
でも、書かないわけにはいかないし、メーカーも大変ですね。
もしかしたらこんなやり取りがあったのかもという空想を広げます。
商品開発会議にて……
メーカー「ジェルボールできた!洗剤革命や!」
消費者「うちの子がゼリーと間違えて食べそうになったんですけど!!(怒)」
メーカー「『子ども手に届かないところに保管してください』と書いてありますよね?」
消費者「ちゃんとそうしてましたよ!でも『手の届かないところに』とは書いてあるけど『口に入れるな』とは書いてませんよね?どう責任とってくれるんですか!」
「というやり取りがあるかもしれませんので、注意事項に『口に入れるな』も書いておきましょう。」
「待ってください。それなら『投げて遊ぶ』のは良いんですか?って言われるかもしれませんよ。書いてないんだし。」
「それも駄目です。でも、手の届かないところに置いてあるなら、投げて遊ぶこともできないでしょ。書く必要はありません」
「手の届かないところって書いてあっても、口に入れる消費者がいるかもしれないと言うんだったら、投げて遊ぶのだっているかもしれないじゃないですか」
「じゃあ、『投げて遊ばないで』とも書いておきましょう。」
「『踏みつける』のは?」
「もちろん駄目です。書いておきましょう。」
「『針を刺す』のは?」
「だめです。口に入れるのも、投げて遊ぶのもの、踏みつけるのも、針を刺すのも全部だめ!」
「じゃあ、握りつぶ…」
「だめです!」
「まだ最後まで言ってないんですけど」
「握りつぶすのも、引きちぎるのも、レンジで温めるのも、直射日光にさらすのも、犬に餌としてあげるのも、冷凍庫に入れるのも、全部だめ!……はぁ、はぁ」
「冷蔵庫なら…」
「だめ!!冷蔵庫に入れるのもだめ!全部、書いておきます!!」
「注意事項だらけですね」
「誰のせいだと思ってるんですか!」
「あのー……」
「なんですか?新人君」
「『洗濯機に入れる以外には使わないでください』の一言で良いんじゃ……?」
「!?」「!?」
以上、脳内ドラマでした。
うちはジェルボール使ってないのでわかりませんが、実際にはどんな注意書きがしてあるんですかね…?
薬局に行ったとき、思い出せたら見てみたいと思います。