昨日、思わず保護者様に向けて一斉LINEを送信しました。
地理の小テストで
「アメリカ合衆国の北にある国」が正しく答えれた生徒は4割……
「アメリカ合衆国の南にある国」が正しく答えられた生徒は1割……
大人から見たら「そんなの絶対に分かるでしょ」という問題をことごとく落としています。
今、生徒さんが近くにいたら確認してみてください。
アメリカ合衆国の北にある国として挙げられたのが
ロシア…
ドイツ… (?!)
フランス… (?!)
これ、とりあえず知ってる国を書いたでしょ?(笑)
アメリカ合衆国の南の国に関しては
キューバ…(まあ、わかる)
ブラジル…(まぁ、許せる)
南アメリカ… (なんかずるい!(笑) しかもこの解答は2人いるし)
オーストラリア… (?!これも2人いる!)
こんな状況だったので、思わずLINE
今度ニュースでトランプ大統領がでてきて、国境に壁を作ろうとしている話が出たら「どこの国との国境か」を注目させてください。
地理の出来はご家庭にかかっています。
南アメリカにフランスがあったり、アメリカに利根川があったりと、大人の常識を超えた解答を多くの生徒が生み出しています。
「シダ植物は何で仲間を増やすか」という問いに対し「増やさない」と答えるなど、問いと答えのミスマッチも良くあります。答えは胞子です。
解答を知っていなくても間違いだと見抜けますので、ぜひ生徒さんの答案を再度チェックしてみてくださいm(_ _)m
普段から学びを意識しているかどうかがもろに分かるが地理だと思うんです。
ニュースでいろんな国の名前が出てくるので、それだけその国を調べるチャンスがあるわけです。
「フランスでは黄色いベストを着てデモをしている」とか
「トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を作ろうとしている」とか
「ホルムズ海峡で日本のタンカーが攻撃された」とか
「香港で200万人もの人がデモをしている」とか
その度に「地球のどの辺か」をチェックする癖がある人は、自然に地理を覚えると思うんです。
香港のデモとかは調べだすと中国の歴史にも発展すると思います。
そうやって知の連鎖を作っていけるかどうか。
もちろん、学校でも塾でも地理を教えます。
でもそれは受動的になりがちなんです。
受動的に身に着けた知識はすぐに忘れます。
それではもったいない。
せっかく時間をかけて勉強しても、その時間が無駄になってしまいます。
ここはやはりご家庭の力をお願いしたいと思います。
歴史は塾に任せてください。
面白おかしく、興味を持たせるように頑張ります。
地理も、入試に出るような問題はお任せください。
ご家庭にお願いしたいのは、そういう受験勉強ではなくて「普段から学ぶ姿勢づくり」です。
テレビで国名が出てきたら、その場所を調べる。
別に、ニュースに限らなくても、バラエティ番組だってかまいません。
世界の果てまでイッテQ!でもよく海外に行っているので、その場所を調べる。
バラエティ番組は「その国の食べ物」などの文化も紹介してくれるので
「あーこの国ではこんな食べ物あるんだ~」とか
「へー、あの国は変な服を着てるんだな~」とか
教科書には出てこない知識も得られるので、上手にテレビを使うと良いと思います。
最後に一つ問題です。
近くに生徒さんがいたら、尋ねてみてください。
大人にとっては常識で、当たり前だと思います。
でも、子どもにとっては興味のない話なのでスルーしている可能性があります。
そこをちゃんと突いてあげてください。
「日常に学びを」
これはご家庭が一番適した場所なので、ぜひご協力お願いします。
今日の記事は塾生の保護者様へ向けたLINE(少し改訂版)の転載と追記です。 *** 入試(特に社会)には時事問題に絡めた出題が増える傾向にあります。 「2019 時事問題」で検索[…]
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