シュババババッ!!
そんな擬音がぴったりの午後10時の私。
生徒が帰ったことを確認する。
時計の針が22時を指す。
電気を消す。
鍵を締める。
車に乗り込む。
隣の塾のお迎えの保護者よりも先に出る。
22時10分になる前には自宅にいる。
たいていはこんな感じなんだけれど、周りの目にはどう映っているのだろう。
定時ぴったりに帰れるホワイト塾だと、プラスに評価されてるだろうか。
はたまた、居残りや補習をやらずにそそくさと帰る冷たい塾と思われているだろうか。
どちらでもいいんだけれど、今日も同じようにシュババババッと帰り支度。
車に乗り込む。
どうだ?
隣の塾のお迎えの車より早いか?
……
なんだよ!今日休みかよ!
隣の塾が休みだと、妙に寂しい。
夏期講習の下準備も佳境に入った。
明日もまた7時に来よう。
今週末は終業式だ。