梅雨の時期に気になることをもう一つ。
「今年は水不足になると思いますか?」
そう思いますよねー。
私は数年前に水不足が叫ばれた夏に、どれくらい不足してるのか調べてみました。
それ以来、ちょこちょこダムの貯水率をチェックしてます。
今日の時点ではこれ。
一番目立つ赤いラインが今年の数値です。
数値の表はこちら↓
7月11日現在、この地域のダムの貯水率は97%!
このまま全く雨が降らないという異常気象が訪れたら給水制限になる可能性もありますが、現時点ではそれはかなり低いです。
よって、今年は水不足にならない!!
上のグラフ、よく見ると7/1~10/1まで、一番上の青い線が凹んでいますよね。
この期間は「上限が下っている」ということです。
さぁ、なぜでしょう?
この問は比較的簡単に答えられますよね。
そう、「この時期は台風が多いから」です。
台風が来て、予想以上に水位が上がってしまい溢れてしまったら大変ですからね。
ある程度、水が入る分を空けておかないといけないのです。
そうやって上限を下げたにも関わらず、台風も来ない、雨も降らないとなってしまうと水不足に陥ってしまうわけです。
そうならないよう毎年毎年データを集めて適切な水位を割り出し、貯水率をコントロールしていたんですね。
気象という、現代でも予想が困難な現象に対して、知恵を絞って対策を取っている様子がうかがえます。
こういう知識は直接入試で問われるわけではありません。
でも、この知識があるとちょっとだけ天気予報やニュースが面白くなります。
「なぜ?」と思うこと、そして思ったら調べてみること。お試しあれ。