Lilyの玄関や職員スペースは焦げ茶や灰色など暗い配色です。この方が落ち着きます。私は長い時間塾にいるので、落ち着いていた方がいいのです。
逆に教室は白が基調です。白は光を反射するので、白い部屋は明るいです。明るさは眠気を飛ばすので勉強にはうってつけです。落ち着く茶色や黒とは反対です。落ち着かせないのが良いのです。
そんな白い世界でしたが、何かが足りないと感じてはいました。そこを個人塾のコミュニティの方が指摘してくれました。
「足りないのは観葉植物だ」と。
それだ!
いや、実はわかってはいたんです。塾が始まったときも観葉植物はありましたし。
白がベースの教室に、アクセントや癒やしを求めて観葉植物を置いてみました。 背の高い観葉植物は値段もまた高いので、キューブボックスで底上げして背が高いように見せているというのは内緒です。 […]
でも、なぜそれがないかと言えば……答えは単純、
すべて枯らしてしまったから、です。(T_T)
比較的育てやすいとされている観葉植物でさえ全滅させてしまう有様です。もう私には植物を育てる才能はないと感じて、そのまま白い教室にしていたわけです。
教室の写真を見た塾長さんが、観葉植物があった方が良いとおっしゃってくださったおかげで、私は観葉植物を買うことを決めると同時にカインズホームに駆け込みました。
やっぱり、こうした方が良いって思っていることは、やらないと駄目ですね。他の人から見ても、そう見えるわけですからね。観葉植物が合ったほうが良いと思っているのであれば、指摘される前に動けるのが理想でした。
実は答えは既に出ていて、でもそれを直視したくないから、見つからないふりをする。
今回の件で言えば、観葉植物を置いたほうが良いという答えは実は最初から持ち合わせていたけれど、面倒くささに負けて、その答えに気づかないふりをしていたのです。でも、はたから見たら一目瞭然。
学生も同じことをしますよね。
「勉強、何をしたらいいですか」って言って手を止めることありますよね。期末テスト前ならワークをするべきってわかっているのに、あえてその質問をするわけです。
それは本当にわかっていないのではなく、本当はわかっているけれどやりたくないから、ちょっとの時間でも延ばしたいという気持ちの表れです。
今すぐ勉強したくないから「先生に聞いてから」という隠れ蓑(みの)を使っているのですね。私に「ワークをやれ」と言われなくても、本当はわかっていたでしょう?
そうは言っても、今回の私のように、他者に指摘されないと動き出せないのが人間です。うまくなるには、できるようになるには、反復練習しかない!と思っていながらも、それに気づかないふりをしてしまうのでしょう。
でもね、それに慣れてしまうと、他者に指摘されてからでないと動けない人になってしまいますよ。それって、自分の意志で動いてるわけじゃなくて、他者に動かされてるような気がしません?
せっかくの人生ですから、勉強だって何だって、能動的に行きましょうぞ!
視界の外に追いやってしまった、本当はやらなきゃって思っていることを実行しましょう。今!