手作業と発想

世の中にある機械は、手作業の延長であるものが多いです。

ショベルカーの能力は凄いと思いますが、発想自体はそうでもありません。人がスコップで掘るのと同じような形をしてますからね。これが手作業の延長です。手作業と何が違うかと問われれば、圧倒的なパワーと答えます。

 

こんな風に、もともとは人間が手作業でやっていたことを、機械化して効率を上げるわけですけれど、手作業の概念が染み付いていると機械化するときに新しい発想が生まれにくいと思います。

 

もちろん、機械化だけでも凄いことですよ。機械があるのとないのでは、雲泥の差です。機械の力なくしてスカイツリーは作れませんからね。

 

でも、せっかく機械化するなら、手作業とは全く違ったアプローチをしたら面白いのになぁと思います。

 

料理するに使う火をコンロにしたのは画期的だったと思います。でも、結局は手作業を機械化しただけですので、発想はそうでもありません。凄いことはは凄いんですけどね。

 

それに比べるとIHは発想が凄いです。温めるのに火を使わないのですから。100年前の人が見たら不思議でしょうがないでしょう。こういうのが発想が凄いと思います。電子レンジも発想が凄いですよね。江戸時代くらいの人がタイムスリップしてきて、IHや電子レンジを見たとしても、どう使うか検討もつかないでしょうね。

 

こんな感じで、手作業の延長ではなく、手作業とは全く違ったアプローチで攻めてくる商品が生まれると、その未来感にわくわくします。

 

そんな商品を生み出せないかと考えますが、凡人ではなかなか手作業の概念から離れることができません。例えば新しい歯磨きシステムを作ろうと思っても、せいぜい電動歯ブラシくらいしか思いつかないわけです。それはただの手作業の延長。便利ですけれど、驚きはしません。

 

こんなときに、新しい商品を生み出す人は最初のアプローチから違っているのだと思います。凡人は「歯磨きを自動化」と考えてしまいますが、新しいものを生み出す人は「歯磨きで求めるもの=口内の掃除であるわけだから、掃除できればいいんだよね?掃除できれば今の歯ブラシの形状じゃなくてもいいよね?」みたいな感じで、別の角度から攻めてきます。

 

そして歯ブラシの形状とは違った口内清掃の商品を生み出すわけです。モンダミンとかもそうやって生まれたのではないでしょうか。勝手な想像ですけれど。

 

車のワイパーも長い間、進化していません。車のキーは結構進化してるんですけれど、それに比べてワイパーは昔からほとんど変わりません。中学時代に「新しいワイパーを発明できたらノーベル賞ものだ」と先生が言っていたのを憶えています。それから30年近く経ってもまだワイパーの形状は変わりませんね。私も新しいワイパーを考えてみたのですが、全然思いつかないのです。

 

「雨の日でも前が見えれば良いんでしょ?それなら雨をワイパーで払うのではなく、最初から雨がつかないようにすればいいんじゃない?」と、フロントガラスにワックスみたいなのを塗って、水をはじかせる商品がありますが、やはりその発想が凄いですね。ワイパーの形状をどう変えるかとしか考えてないと、その発想にはたどり着けません。

 

実際に使ってみると快適で、雨の日が待ち遠しくなるのですが、頻繁に塗り直さないといけないので、面倒になって、結局ワイパーを使うことになります。なかなかうまくいかないものですね。

 

炊飯器がどんなに進化しても、手本になるのは昔の「かまど」のようですので、なんだかんだ言って手作業が一番いいのかもしれませんね。

 



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