高校生の勉強量

Lilyには高校生を募集していませんが中学生から継続している高校生が在籍しているため、その子達に向けて高校数学の解説ビデオを作成しています。

 

高校生の数学の解説はやたら時間がかかるのですが、ついに1問の解説に20分かかる問題が現れました。

 

中学までなら、たとえそれが高校入試問題であっても、解説に5分以上かかると難問だなという感じがします。10分以上かかる問題なんて、そうそうありません。
入試問題でいう最後の問題くらいです。
大抵は5分以内で終わります。
計算問題の解説なら1分以内です。

 

 

それに比べて高校数学の難易度の高さと言ったら……。

 

最初の計算の部分で1問に5分かかってしまう問題も多々あります。
そして今扱っている2次関数の問題は、だいたい5分から10分かかる問題ばかりです。
そして、1問だけでしたが、20分かかる問題も……。

 

数学1ページの問題を解説するのに1時間かかります。
解説では計算を駆け足でやっていますが、それでも時間がかかります。

 

高校生の勉強法

高校生の勉強は、理解してから演習という順番になります。
もちろんこれは中学生でも同じですが、中学生は1つ理解したら10題演習するという感じです。
演習問題がたくさんあって、それをこなすことで定着させるという感じですね。

 

 

それに対し、高校数学は理解1に対して演習1~3くらいです。
理解するというのは解法を学ぶということ。
解法を学ぶには教えてもらうのが一番早いわけですが、それをして理解しても解ける問題は1題から3題です。
そう何問も演習問題が用意されてないんですね。
高校生レベルの問題で10題も演習問題があったら、範囲が終わりませんし。

 

 

高校生の勉強は解法を学んで演習しての繰り返しになります。
塾などに行かず、一人で勉強する場合は「解法を学ぶ」ということは「解答を写す」ということとほぼ同意になります。
解答を写して解法を理解して、その後再現できるかを演習で確かめるという勉強法です。
これが一番効率が良いです。
最初から自分で解法を編み出そうとしても、時間がかかるばかりで一つも進みません。

 

 

 

ただ、その解答も、中学時代のように丁寧に解説してくれません。
中学時代に解説を読んで理解できた子でさえ、高校の解答は解読が難しいと思います。
計算の途中式が省かれるので、「この式からこの式になる理由がわからない」という現象も起きやすいです。

 

 

中学時代に解説を読んでいる子でさえそうなのですから、「解説を読んでも理解できないから教えてほしい」というレベルの子には高校の解答は難攻不落の要塞となってしまっているでしょう。
塾や予備校、通信講座の需要がなくならないわけです。

 

 

Lilyの場合は、解説ビデオがあるので解法理解の部分はそう難しくはありません。
その後の演習で再現できるかがポイントになります。
演習しないのはもってのほか。
授業を受けて「わかった気になってる」状態ですので、テストでは点数が取れません。

 

 

 

高校生の勉強は特に時間がかかる

そこで演習が必要になってくるわけですが、これがまた時間がかかります。
解説ビデオで5分かかった問題を演習で再現しようとすると10分かかります。
解法を考えたり思い出したりするまでに時間がかかるのと、計算力が乏しいのが主な理由です。
もし私と同じスピードで問題が解けるのであれば、おそらくもう一人で勉強できるはずですからね。
全員、そのレベルに達していません。

 

 

となると、5分解説ビデオを見たら10分演習するということになります。
つまり解説ビデオの2倍の時間がかかります。
1ページの解説に1時間かかったので、そのページを演習すると2時間かかるということです。
よって、1ページの勉強に「解説を見るのに1時間、演習に2時間、全部で3時間」かかるということです。

 

2次関数のグラフの単元テストがあった場合、対象は12ページあります。
1ページに3時間かかるのですから、12ページで36時間かかります。

 

 

夜19時に塾に来て22時まで勉強してようやく数学1ページ。
12ページあるので、その生活を12日間繰り返さないといけません。
それだけやって、ようやく数学1教科の範囲の学習が終わります。
実際にはその後「ランダムに出された問題を解く」という2周目があるので、もっと時間がかかります。

 

 

毎日塾に来て、1日3時間の勉強をして、ようやく数学1教科の勉強が終わる……。

あれ?定期考査って何教科ありましたっけ?

 

 

1日に勉強2時間という高校生は、どんどん遅れていくということが分かるでしょう。
3時間が必要なのに2時間しかやらなければ、33%の部分が消化不良で残されていきます。
1ヶ月もすれば、その部分はもう手がつけられないくらいの量になってしまいます。
そして、最後の手段「文系だから数学は使わない。数学は捨てよう」となってしまうのです。

 

 

でも、入試改革で「文系でも数学を受験科目とする」となるかもしれませんよ。
そうなったら時すでに遅し。
そのときは自分の得意教科だけで受験できる大学を探すという、別の労力と時間が必要になります。

 

時間を奪う3大要素

昨日の想像力の話に繋がりますが、そんな未来を想像できれば「3時間必要な勉強があるのに2時間しかやらない」ということがなくなってくるはずです。

 

勉強時間が確保できない原因は部活・恋愛・スマホです。
それらをすべてしなければ勉強ができるようになるわけではありません。
勉強する時間が確保できるというだけです。やるかやらないかは生徒次第です。

 

 

部活は確実に時間を奪います。
これはもうどうしようもありません。
時間を奪われたくないのなら辞めるしかありません。

 

恋愛も時間を奪います。
賢いカップルであればお互い勉強の時間を大切にしますが、そうでなければ時間を奪い合います。
勉強に関していえば足の引っ張りあいになります。
かといって、好きになるなと言われても、好きになってしまうのが人間ですので、ここは仕方ないと思います。
「恋人ができたから成績が下がった」なんてことになったら、相手を悪く言われてしまうので、そうならないように勉強を頑張りましょう。

 

 

そして、スマホ
これが一番コントロールしやすいはずです。
部活は自分が「部活時間を減らして」と訴えてもそうそう変わりませんし、恋愛も自分で感情をコントロールできないのでどうしようもありません。
しかし、スマホならできるはずです。

 

 

できるはずなんですが、できないんですよねー。
今の中高生を見てると、ほんとそう思います。
昔だって、その時代にスマホがあれば中高生は皆ハマってたと思いますので、何も今の中高生を批判しているのではありません。
中高生というのはそういうものだということです。

 

 

私の時代にスマホがなくて良かったです。
あったら絶対にハマっていたと思います。
その代わり、私はバイトやらバンドやらで時間を浪費しまくってましたかけど……。
もしスマホがあったら、バンドなどをせずにスマホをやっていたというだけであって、私は勉強しなかった気がします……。
未来を想像できていれば、もっと勉強してたはずです。
その辺を考えるとドラえもんがほしくなりますね。

 

1日5時間つくれるか

定期考査対策は、数学では2週間前から1日3時間が必要です。
その他英語や古典、理科などもあるので、1日5時間の自学が必要でしょう。

 

学校が終わって16時、寝るのが23時だとしたら、7時間もありますね!
これなら5時間できそうですよね?

 

いや無理ですって?

 

そうですよねー。
部活をやって、帰ってくると19時。
この時点で残り4時間になっちゃいますからね。もうアウトです。

 

 

自学時間が5時間必要な子は、部活の時間を削らないといけません。
削りたくないなら、学校の授業で理解して、自学で演習するしかありません。
「学校で理解できないから塾で習う」となってしまうから、余計時間がかかるんです。
だから、学校の授業で理解するために、学校の授業を真剣に受けること。これが自分の時間を増やす方法です。

 

 

 

部活をやってスマホもいじって、という人はその時点でマイナスです。
スマホのスクリーンタイムを見てみてください。1日2時間くらいは余裕でやってますから。

 

部活で19時に帰ってきてスマホで2時間。
残り2時間しかありませんよ!
それで十分だなんて、自分をどんな天才だと思ってるんですか!
5時間必要なのに2時間しか勉強しなかったら、絶対に負のスパイラルになります。

 

 

こんなふうに、1日勉強2時間程度の子は「必要な量」が見えてないんですよね。
ですので、まずはそこを伝えることから始めましょう。

 

おそらく高校1年生の勉強は中3のときの受験勉強より大変でしょう。
でも、受験勉強の方がもっと真剣に取り組んでいたように思います。

あの頃を思い出して、再び勉強のやる気モーターが回ってくれることを期待してます。

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