志望校を一致させて

昨日に引き続き、私から保護者様へのお願いの記事です。

 

先に言っておきます。

今、この瞬間に、
本当に行きたい高校があって、
本当の本当に本気でその高校を目指すという意志があるなら、
その高校はどんな高校であれ行けます。
現在の学力は関係ありません。
強すぎるくらいの意志さえあれば高校受験はどうとでもなります。

 

では、順を追って書きます。

 

「行けたいところに行きなさい」はNG

「どこでもいい」「行きたいところに行きなさい」は学力向上の面から見たら良くないというのは昨日の記事の通りです。

 

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親が望む「行ってほしいところ」をきちんと伝えて

「行きたいところに行きなさい」と自由を与えつつも、本当に自由に子どもが回答すると「いや、そこはちょっとやめてくれ」となる親が多いと思います。親自身も子どもに行ってほしい高校、避けてほしい高校が、実は腹の中に隠れているのなら、それをきちんと伝えてほしい。

 

ここまでが昨日の内容ですね。

 

志望校の一致

上述したように、親が子に、親自身の望む高校を伝えていただくのがまず最初です。そして、その次です。

次は、親と子の志望校を一致させて欲しいというのが私の望みです。

 

例えば、親は一高に行かせたい、子どもは二高に行かせたいという場合で考えましょう。
その子が茨城統一テストや学校の順位などから考えて、二高は余裕で行けるくらいの成績をとっているとします。

 

その場合、たいてい親子喧嘩が始まります。
勉強をさせたい親と、勉強をしない子どもが家庭の中にいるのですから当然です。

 

6月の時点で既に志望校合格圏内に入っている場合、その子がそれまで以上の勉強をすることはまずありません。自由時間は全て遊び時間になります。でも、それを責める口実が大人にはありません。「合格圏内の成績をとる」という結果を出している以上、自由時間をどう使おうがその子の勝手なのです。

 

「合格圏内の成績をとれてるけど、もっと頑張れよ」と伝えたところで「なんで?」と聞き返されるでしょう。それに対して、答えられますか。「なんでって……そりゃ、成績は上であれば上であるほど良いだろう」って言ったところで「なんで?合格圏内の成績をとれてれば十分じゃない?」となります。勉強をさせるだけの説得力がないのです。

 

ここで、親がその志望校よりも偏差値10くらい高いところを望んでいた場合、親は遊んでいる子を見てキレるでしょう。「そんな遊んでる余裕があるのなら、上を目指せばいいのに」と思うはずです。そこで「二高に合格だけじゃなくて、もっと成績を上げて、どうせなら1位合格を目指してみたら」と目標を持たせようとしますが、まず成功しません。なぜなら、そこでイエスと言う子なら、自ら一段階上の一高を志望しているからです。

 

高校に行ってから苦労しないためにも、合格圏内で満足することなくできるだけ勉強してほしいと親は望みますが、二高がいいという子には通用しません。実際に一高に行けるだけの成績に上がってしまうと、一高に行けと言われるのが目に見えるからです。

 

このように、志望校の不一致があると、家族間戦争が勃発するのが容易に想像できます。

 

逆に親が二高、子が一高を目指している場合は円満です。親が望んでいる以上の勉強を子が自らするので、親は子の勉強量に不満はないという状況になります。「勉強したいんだから、塾に送っていってよ!」とか言われるかもしれませんが、親からしたらその言葉は悪くないと感じるでしょう。

 

「志望の高い親、志望の低い子」という図式が一番まずいです。しかも、親は実際には子どもに志望を言わずに「お前の行きたいところでいい」なんて言ってる場合は最悪です。子どもからしたら「どこでもいいと言いつつも、勉強しろって言ってくる。うざい」となるからです。

 

ここでちゃんと親が「お前には一高に行ってほしいんだ。だから、勉強してほしい」という一貫した主張があれば、子も納得しやすくなります。これが昨日のお願いにつながるわけです。

 

親と子の志望校不一致どうする

 

では「親は子にきちんと行かせたい高校を伝えたし、子も親に行きたい高校を伝えた。でもそれが、一致しない」という場合、どうしたら良いでしょうか。家族間戦争勃発を潜在的に抱えてる状況ですね。

 

このときは、親と子で首脳会談してください。腹を割って話し合ってください。議論上、激しく言い合ってもいいです。むしろそうやって、お互いの主張をきちんと言い合える方が良いです。

 

子は親にどうしてその高校に行きたいかを訴え、親は子にどうしてその高校に行かせたいかを言い聞かせてください。

 

「高校で部活をしたい」「大学受験を見据えて高校に行きたい」いろいろ理由があると思いますが、本当に行きたい・行かせたい気持ちが強ければ、相手を説得できると思います。

 

ここで、本当に行きたいわけではなく、とりえあずとして志望校を掲げてる子は、かなり追及されるでしょう。「一高行くと勉強についていくのが大変だから、二高」とかの消極的な理由であれば、親に一蹴されて終わりです。だから、生徒側も親を納得させられる志望理由が必要です。それがない状態で、いくらその高校に行きたいといったところで、相手にされません。

 

こうやって議論していくと、着地点が見えてくるはずです。喧嘩すれすれの議論を経て、親子が一致した志望校を掲げられるようになります。これをしないうちは「私は一高に行ってもらいたいんですけど、子どもが二高に行きたいって言うので……」と言うことになります。この状態は先程述べた、火種を抱えた状態です。でも、議論をして、納得した上でなら、「私は一高に行ってもらいたかったんですが、子どもの強い意志に負けました」と言って、支援できると思います。

 

 

志望校一致のその後

 

形だけの志望校一致は駄目ですよ?
本当は一高に行かせたいけど……という思いをくすぶらせたまま、表面上「一致しました」と言ってもいずれまた喧嘩が始まります。

 

本当に志望校が一致した後なら、成績はいくらでも伸ばせます。
6月5日現在、どの高校を志望しても合格させることは可能です。

 

今から水戸一を目指すと言っても大丈夫です。偏差値が15以上離れている場合は、朝から晩まで勉強漬けの毎日になりますが、それも親子揃って覚悟しているのであればこなせるでしょう。

 

矛盾のない行動を

私が望むのは「矛盾のない行動」です。

 

例えば親子で「水戸一志望」と言うとします。現在の学力は偏差値40。それでも、親子の水戸一志望が揺るぎないものであれば大丈夫です。私の提案に全て乗ってくれれば、という条件が付きますが。

 

もし、偏差値40から水戸一目指すのであれば、今日から毎日、合宿並の特訓です。私が朝6時から夜23時までのプログラムを作ります。起きた瞬間にやる課題を出し、朝6時30分に塾に来させてそこから学校に行かせ、学校が終わったら塾に直行させ、22時まで勉強。これを毎日してもらいます。

 

このとき、親子のどちらかが「いや、それはちょっと」と言った時点で破綻します。

親「水戸一行かせたいけど、毎日塾に送迎するのはできない」
子「水戸一行きたいけど、スマホを5分だけでも触りたい」

そんなことを言うようであれば、偏差値40からの水戸一は無理でしょう。

 

偏差値40からの水戸一は極端ですが、現時点で志望校に偏差値10足りないという子はざらにいます。得点でいうと5教科合計で80点から100点足りないという状況です。

 

でも、親子で志望校が一致していれば問題ありません。

問題なのは「志望校に向かう姿勢と矛盾した行動をとってしまうこと」です。

 

例えば「志望校合格のために塾に通っているけれど、息抜きしたいから今日は休む」といった行動です。「塾に言ったけれど、漢字練習などのできるだけ頭を使わない作業をする」というのもこれにあたります。学力向上したいけど、学力向上につながらないことをしてしまう矛盾。

 

親子で志望校を一致させてもらう一番の理由は、この矛盾した行動の排除にあります。

 

「君は偏差値10以上高い高校を目指してるんだから、スマホで遊んでる場合じゃないよね?」と私が言ったときにすんなり応じられるのは、親子で志望校が一致している家庭です。

 

「計算力が足りないので、この一週間は毎日来てください。直接教えます」と言ったときに、志望校不一致の親子はどちらかが「えーー」と言うでしょう。親が「毎日は送迎大変だし、そこまで頑張らなくていいよ」と言うか、子が「そんなに大変なら、志望校下げてもいいよ」と言うか、どちらかわかりませんが、少なくとも一方から不満の声が出ます。

 

「学力を上げたいと思って塾に通っているのに、学力を上げる行為(特訓)を避けたがる」という矛盾。これがあると、当然ですが学力は上がりません。アクセルとブレーキを同時に踏んだら、車は動かないのです。

 

 

親子で志望校を一致させ、

揺るがない意志でそこを目指し、

矛盾した行動は一切とらない。

これができれば志望校合格は確実です。

 

言い切れるのは今日が6月5日だからです。夏休み、10月、と時間が経つにつれ、言えなくなってきます。今は偏差値はいくつ離れていてもいいと言いますが、夏休みくらいに偏差値15離れていたら「志望校を下げることも考えて」と言わなくてはいけません。冬休み前に偏差値15離れていたら「現実を見て。そこはもう諦めて」と言わなくてはいけません。

 

ですから、3年生は今日、本気で志望校合格を考えるのなら、今日中に親子で話し合って志望校を一致させてください。そして、それを私に聞かせてください。「親子揃って、本気でこの高校に行きたい」という声を頂いたら、すぐに対応いたします。

 

タイムリミットは今日です。

今日、今この瞬間、変われるか。

これにかかっています。

 

私は今日も朝6時30分に塾にいます。英語再生プログラム作成のためです。ここ3週間くらいは、毎日こんな感じです。あ、昼寝もきちんとしますよ!睡眠は大事ですから。

 

皆さんの学力向上のための努力は惜しみません。でも、これを手にとってもらえないことには意味がなくなってしまいます。必要なのは皆さんの「やってみよう」という思いです。この最初の一歩を踏み出すための感情を皆さんが持っていることを切に願っています。



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