ついなんとなく、無意識のうちにやってしまうことってありますよね。
テレビのチャンネルを変える
お菓子に手を伸ばす
YouTubeを見る
Yahoo!ニュースを見る
思考回路がほぼ機能していなくても、できてしまうこれらの作業……。この作業をやりだしたら黄信号です。やりたかったことができないまま終わります。
お菓子はまだ良いです。そのうちなくなりますから。
問題なのはYouTubeやYahoo!ニュースなどの、スマホやタブレットを使ってするものです。
これらは一度開いたが最後、次から次へと迫ってくる関連記事や関連動画の波にのまれてしまでしょう。
相手はプロ中のプロです。一度来た客を逃さないよう、巧妙に「ハマる罠」を仕掛けています。関連するものを表示するのはもちろん、その動画のサムネイルもまたチラ見だけで「面白そう」と思わせる技術を持っています。
そこから逃れるには、強い意志が必要です。
しかし、それらに手を出した時点で、その強い意志は期待できません。意志が弱まってきたから手を出してしまってるわけですからね。
勉強に疲れたときや一日の終わりなど、「もう頭を使いたくない。脳を休ませたい」という時間帯を狙ってくるのです。
相手はプロ中のプロです。思考停止した人間をかもにするハンターなのです。あちらも生活を賭けて勝負してくるので、そう簡単に勝つことはできません。
意志でどうしようもできないのなら、次はシステムです。
YouTubeを10分見たら画面が真っ黒になるシステムのような、強制的に終わらせるシステムがあれば対抗できます。
似たような例で言えば「キッズロック」のような、子どもがスマホを使いすぎないように制限をかけるアプリですね。
しかしこれも失敗に終わります。小学生くらいまでならまだしも、中高生には無理でしょう。
なぜなら、キッズロックを破る方法がYouTubeなどで出回ってしまうからです。
そして、最後の手段「没収」です。
どんな制限アプリより強力です。ただ、これを発動できる親がどれくらいいることやら……。
私自身も、娘にスマホを持たせたとして、それを没収できるかと言われたら微妙です。できそうな気もしますし、できなそうな気もします。
できない理由はおそらく「没収する理由を明確にしていないから」だと思います。そこで
- テストの順位が前回より下がったら没収
- 1日1時間以内という約束を破ったら没収
- 23時以降に触ったら没収
といったように明確にしておくことが、お互いにとって良いと思います。
無意識との戦いに勝つのは大人でも難しいです。私自身、なんとなくでYahoo!ニュースを開いてそのまま30分無駄にしてしまうことが多いので、これは駄目だと思ってこの記事を書いた次第です。
いろんな方法を考え、駆使して、無意識との戦いの戦利品を手に入れましょう。