定期テストの日程などを知る必要があるため、塾生から学校の年間行事予定表を見せてもらいます。明野中ではその年間行事予定表のことを「羅針盤」と呼びます。
その羅針盤の内容を塾で使用しているGoogleカレンダーに入力するわけです。その作業中に思うことがあります。
「最初からGoogleカレンダーで作ってくれよ……」
Googleカレンダーで「明野中3年生行事」というカレンダーを作って共有してくれれば、各個人がGoogleカレンダーに入力する手間が省けます。
1枚の羅針盤を配布して、各家庭がそれをGoogleカレンダーだったり手帳だったりに入力するとします。一体どれだけの作業が生まれているのでしょうか。300人以上が作業をするのだから、そのうち1,2人はミスしてもおかしくないでしょう。
作業が増えるとミスも増えるのです。
Googleカレンダーの共有であれば、受け取る方は何もしなくて済みます。入力作業もないので、ミスする機会もありません。
これだけスマホが普及しているのだから、デジタルの年間行事予定表があってもいいじゃないですかね。冷蔵庫や机の前の貼れないのが難点ですけれど。両方やってくれれば解決ですね。いくらこんなことを言っても、そう簡単に現状は変えられないでしょう。
保護者も含めて中学校全体が1つの企業だったら、こんな作業をすることは許されないでしょうね。無駄な作業でしかありませんので、多大な時間の損失です。でも、実際は1つの中学校と300の家庭ですので、企業のように「この作業は無駄」とすることも、それを排除することもできないと思います。
例えば、保護者会の申し込みとか通知表とか、レスポンスが必要なものはデジタル化したほうが早いし確実ですよね。そういうのができれば、保護者も教師も忙しさから開放されるでしょうに。
教師の忙しさは容易に理解できますが、もっと改善できるところがあるんじゃないかなぁと思います。
すべての人がデジタルの恩恵を受ける社会はまだもう少し先の未来のようですね。