無駄な作業がなくならない理由

無駄な作業に給料が発生したら、その作業はなくならない。

 

会社の無駄な仕事として「会議」が挙げられます。ひどいところでは「会議のリハーサル」まであるとか。そこまでくると、会議は参加者(特に上司)に向けてのパフォーマンスでしかなくなってきます。

 

学習塾業界で会議をするとしたら「どうすれば生徒数が増えるか」というテーマでやるでしょう。でも、おそらくその答えは発案者の中にあって、それを直接伝えるよりは参加者に気づいてもらいたいと思って会議という場を設けているだけという場合がほとんどだと思います。

 

参加者が会議を無駄だと思ってもなくならない理由の1つは給料が発生するからです。

 

会議をするとアイデアが出るとか、やる気になるとかそういうことを考えている人はまずいません。大抵は会議に参加させられたと感じていると思います。その会議に給料が発生しないとなったら、ほとんどの人は参加しないでしょう。

 

生徒数を増やすためのアイデアを普段から考えている人同士で会議をすれば意味があると思いますが、そんな意識のない社員を含めてする会議は生産性が著しく低くなります。

 

これは大人の話ですが、中学生にも当てはまることがあります。

 

「答えを写すだけの自学」「ノートを埋めるだけの自学」は大人でいう無駄な会議と同じです。やったふりをして親や担任の先生をごまかしてるだけです。その作業をして成績が上がることなんてまずありません。

 

実は親も先生もわかっています。その作業が0点ではないにしろ、100点中5点くらいの評価でしかないことを。やらないよりはましだから、黙認しているだけです。「これで成績が上がる!」なんて思っている大人はまずいないでしょう。

 

そうやって5点でも評価されてしまうから、その作業はなくなりません。給料が発生するから無駄な仕事がなくならないのと同じです。「ノートを埋めるだけの自学は0点!むしろそんなノートなら提出するな!」と怒られてマイナスになってしまう経験があれば、その生徒は無駄な作業をしなくなるはずです。

 

全く評価されない宿題をやっていきますか?99%の学生はやりません。むしろ、その姿勢が正解です。

 

結局、無駄な作業をしてしまうのは指示を出す側に問題があります。もちろん、中には「自学の2ページを使って実のある学習をしよう」と考える学生もいるでしょう。それを根拠に「ほらね。同じ作業に見えても、やる人次第で意味のあるものになるんだよ」と指示者は言います。

 

先生はクラスで1人の例を取り上げてそういうことを言うので、やっぱりなくなりません。

大人だって「会議に意義を見出すのは参加者であるあなた次第。会議自体は悪くない」なんて言うわけです。指示する側がこんな考えである以上、残念ながらその作業はなくなりません。

 

本当に学生の成績を上げたいのなら、無駄な作業の宿題はなくすべきです。それをさせないシステムを作るべきです。でもそうすると「ノートを埋めるだけの簡単な作業にしないと、できない生徒もいるから」と先生は言います。つまり、どんなに成績が悪い子でもできる宿題を出すってことです。言い換えれば、それはその層のための宿題なのです。成績を上げるためではありません。

 

確かにその層には意味のある宿題かもしれませんし、ノートを2ページ埋めるという作業自体に5点くらいの意味があるかもしれません。そして、生徒次第では有意義な宿題になるかもしれません。つまり、無駄かどうかはわからないのです。

 

大人の会議と全く同じです。それが無駄だと言い切れません。だから、なくせないのです。

 

「無駄な作業に給料が発生する=無駄な作業も評価される」

「その作業が無駄かどうかわからない」

 

これらがその作業をなくせない2つの理由です。中学生の皆さんには「この宿題無駄ですよ!」と先生に噛み付いてほしいわけではなく「この宿題を自分なりに解釈して、意味のある宿題にしよう」という思考になってほしいのです。

 

本当は指示する側に変わってほしいのですが、そっち側にも主張があるので変えることは難しいでしょう。ですので、中学生にはぜひ賢く生活してもらいたいと思います。



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