心のカメラで詳細を

見えてるモノを見落として 望遠鏡をまた担いで
静寂と暗闇の帰り道を駆け抜けた


BUMP OF CHICKEN / 天体観測

 

小学校低学年の子が描く花と、高学年の子が描く花には大きな違いがあります。

 

低学年の子は実物や写真を見ながら詳細に描くのに対し、高学年の子は一筆書きで描けそうな記号のような花を描きます。大人に花を描いてと言ったら、おそらく高学年の子と同じものを描くでしょう。

 

簡単に描けるし相手にも伝わりやすい記号のような花を覚えてしまうと、それ以降は本物の花をよく見なくなるそうです。

 

中1の理科で微生物のミジンコを描く機会がありますが、ミジンコには花のようなアイコンがないため、生徒たちは写真を見て描きます。そのとき、細部までしっかり描いているのです。

 

何度もミジンコを描いているうちに詳細がどんどん省かれ、やがてアイコン化していくのでしょうけれど、そんなに何度もミジンコを描く機会はありませんからね。アイコン化されずに終わると思います。

 

スマホが普及して、写真を撮る機会も格段に増えましたが、写真もやはり実物の細部を見るという行為をそいでしまっているようです。

 

Eテレの番組「シャキーン!」のコーナーの一つ「たいがー・りーの仮説」で、紙のフレームで作られたスマホを使って撮影するというものがありました。そのスマホを一般人に渡し「ハイチーズ」と言って写真を撮ってもらいます。とはいえ、紙で作ったスマホなのでもちろん撮影はできないのですが、たいがー・りー(科学者みたいな人)に「撮れましたか?」と聞かれると「撮れました。スマホで撮るより良く見えました。この石はこんなにザラザラなんだなぁと思って」と答えます。他にも「シワの数までよく見えました」みたいなのもあり、皆声を揃えて「本物のスマホより紙のスマホのほうがよく撮れた」と言っていました。

 

これはつまり「写真を撮る=記憶に残す」と強く意識するだけで、モノをよく見るようになるということの証明と言えるでしょう。

 

見ているようで見逃していることは結構ありそうです。撮った写真を見て、あれ?ほっぺにひっかき傷ある?と気づくのではなく、目の前の本人をちゃんと見てあげないといけませんね。



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