サッカーのアジアカップで日本代表は準優勝でした。
先日のテニスの全豪オープンで大阪なおみ選手は優勝でした。
相撲会では稀勢の里が引退しました。
将棋界では藤井聡太七段が相変わらず圧倒的な強さで勝ち星を重ねています。
女子ゴルフはもめていた大会の開催が決まったようです。
ラグビー界は……よくわかりません。
ニュースを見ていると、いろいろなスポーツが取り上げられますが明らかに偏りがあります。もちろん視聴者に合わせて、視聴者の興味があるものがたくさん報道されます。ラグビーよりサッカーのが多いのは競技人口もそうですが、興味がある人が多いからでしょう。
この興味も、逆にテレビから作られることも多々あります。テレビで知って、そんな競技があるのか、そんなに面白いのかと気づいてからハマるというものもあります。
初心者が一番引きつけられるのは「勝ったニュース」です。大阪なおみ選手がどんどん勝ち上がっていく様子を連日テレビで見て、それでファンになったという人も多いでしょう。勝数に比例して報道時間も長くなり、目にする人も多くなります。決勝前には特集があったりするので、それを見て決勝を応援するというケースも多々あるでしょう。
逆に負けると一気に人が離れていってしまうのも事実です。ラグビーは王者のニュージーランドに勝ったからニュースになり注目されましたが、その後は負けが続いて、現在のようになってしまっています。もともと競技人口が少ないのもありルールをわかっている層がそれほど多くなかったというのもあるでしょう。こういう場合は勝ち続けなければ周りを巻き込むことができないのです。
世界に引き込んだり、巻き込んだりするには、勝つことが重要です。
ゴルフ界が元気ないのも、やはり勝ち続けられる日本人がいないからというのが大きな原因だと思います。負けたときこそ支えてあげるのがファンだったりサポーターだとは思いますが、そこまでの興味がない人が大勢なので負けたら一気に人気も低迷してしまうのです。
マイナーな競技で優勝しても、シーズンオフのプロ野球のニュースのほうが多いのが現状です。ちゃんと見たら面白い競技も、それに人生を費やして一生懸命になっている人もいますが、なかなかスポットが当たらないのが残念ですね。
女子テニス界の大阪なおみ選手や、将棋界の藤井聡太七段のようなスターの存在は大きいようですが、スターは作れるものじゃないので難しいところです。いつかスターが現れることを期待して待ちましょう。