失っても残るもの

物理的に失っても、心に残るものがあればいい。

 

江戸時代、火災の時に家財道具を持って逃げることが禁止されていたそうです。道に置けば消火活動の邪魔になるし、家財道具に火が移り、より火災が広まる危険性があるからと言われれば納得もできます。

 

江戸時代の人々は何度も火災に見舞われながらも、たくましく復興してきました。歴史学者の磯田道史先生は「自分自身で楽しめるものを心の中に持つことがとても重要。火事や地震で全財産を失っても心の中にあるものは残る。災害をどのように受け止め心の面でどう乗り越えていくか、そこの強さは江戸人に学ぶべき」と言っています。

 

現代人は楽しみをモノに頼っているということです。つまり、そのモノがなくなったら楽しめなくなってしまう。そんな楽しみより、どんな場面でも楽しめる心を持つことが重要ということですね。

 

スマホやDSを手放せないでいると、楽しみ方がモノに偏ってしまうということです。電車の中でそれらの充電がなくなったら、退屈だと騒ぐかもしれません。私は電車の窓の外の何気ない景色の中を忍者が走るイメージをする子どもでした。最近、これをしたことがある人が他にも結構いると知って、親近感がわきました。

 

スマホやDSは奪えても、頭の中のイメージまでは奪えません。イメージで楽しめる人はどこへ行っても楽しめます。例えば、カフェで遠くに座った人たちの会話を勝手にアテレコするとか、次に目の前を通る車の色を当てるとか、何かしらの楽しみを見いだせると思います。

 

物体を失ったら楽しみまで失ってしまったというのはちょっと寂しいですよね。自分自身で楽しめるものを心の中に持つことを私もおすすめしたいと思います。

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