人間、動きながら悩まないようにできている。
悩みはいつやってくるかと言えば、動かないときです。悩みがあるから立ち止まるのではなく、立ち止まるから悩むんです。
ストレスは体を動かす活力になります。溜まったストレスを発散するために、大声を出したり、お皿を割ったり、地団駄を踏んだりしたくなりますよね。つまり、体を動かすとストレスが減るということは本能的にわかっているのです。
入試まで残り時間が短くなって、どうしようと悩む時期が来ました。それもまた立ち止まるから悩んでしまうのです。がむしゃらに、目の前の問題を解いている瞬間はその悩みは忘れています。
悩みを解決するには行動するしかありません。立ち止まって考えていても、悩みは増えるだけです。まずは行動しましょう。
悩む余裕がある人が悩むのです。追い込まれて、悩んでる時間さえない人は悩まずに行動しています。例えば、飢餓になってしまったら食べ物を探すことに精一杯で、今晩何にしようなんて悩みなんかありません。飢餓まででなくても、財布に200円しかなかったら悩む余裕もなくカップラーメンです。これが5000円入っていたら、何にするか迷います。
志望校だって、偏差値70を越えていれば行ける高校はたくさんあり、迷うことができます。偏差値30なら選択肢は残されていないという状況になります。
悩める人・迷える人にしか悩みや迷いは訪れないのですね。「どうしよう」と悩むのも、悩む時間があるからこそです。贅沢な悩みや迷いは捨てて、がむしゃらに行動しましょう。