1問にかける時間の差が賢者と愚者の分岐点

賢い人は切り替えのタイミングが絶妙です。

 

数学の難問1問に30分をかけるのは賢い選択ではありません。3分考えて解き方が分からなければ解答を見て、それを写したほうが良いです。まだまだインプットすることはたくさんあります。中学生のうちは解答を真似するのが正解なのです。

 

時間配分が下手な学生は1問に30分かけてしまいます。はたから見れば集中力がある子だといえるでしょう。将棋の棋士のように盤面に何時間も向かうくらいの集中力は大きな武器であることは確かですが、期限のある受験勉強ではおすすめできるものではありません。

 

逆に5秒くらい考えてすぐに答えを写してしまう学生もいます。効率で考えればこの方が良いのですが、今度は頭を使わなすぎます。自分で考えていないため「自分の考えのどこが間違っていたか」という検証や「あーこうやれば解けたのか」という驚きもありません。そういうのがないと記憶にも残らないため、目の前の問題はただの景色として忘れ去られていきます。

 

社会のテストで「政権公約」という答えの問題が出ました。

 

テストの前日、ワークの答えの部分を隠して繰り返し解くというのは塾生みんなやっていました。その様子を見て気づいたのが「答えをすぐ見る生徒とそうじゃない生徒には差がある」ということです。すぐに答えを見てしまう生徒は、重要語句をただの言葉として捉えていて、反射的に答えているだけになってしまっているのです。

 

例えば、頭を使わずに覚えようとしている生徒は「『バリアフリー』という言葉は1ページ目の最初の問題の答え」というふうに位置で覚えたりしています。そのワークでなら答えられますが、テストで出されたら答えられません。また、ワークの文章のまま丸々覚えているため、同じニュアンスの別の文章で聞かれた場合も答えられません。

 

「政権公約」という言葉が出てきた時、ただただ言葉として覚えるか、なぜこんなネーミングなのかと考えてから頭に入れるのでは違います。「なるほど、政権、つまり政治をする権力をもったとき(与党になったとき)のための、公の(一般市民への)約束だから『政権公約』というんだな」と自分の言葉に置き換えて頭に入れた人は政権公約という語句を忘れなくなります。

 

このように咀嚼(そしゃく)して自分の中に取り込めるのが賢い人で、そのためには自分の頭で考えるということが必須です。

 

それを避けるのが愚か者です。

 

歴史の年号を語呂合わせで覚えるだけで満足してしまう人は黄信号です。社会では、年号よりも「流れ」や「なぜそれが起きたのか」を考えながら学習する人が望まれています。その証拠に、年号を答えるだけの問題なんて出ていません。言葉の丸暗記をしている人は振り落とされるようなテストになっているのです。

 

受験勉強は制限時間があるので、1問に時間をかけすぎないこと。そして、1問に時間をかけなさすぎないこと。このバランスがとれるようになったら、もう賢者の道を進み始めています。

 

今はまだ出来なかったとしても、今後はそうなれるように、少しずつ賢者への意識をしましょう。



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