人間のふりをして村に潜む狼(人狼)を見つけ村から追いやるゲーム、人狼。皆さんは知っていますか。
数年前に流行ったせいか、中学生の塾生たちは知っているようです。テレビのバラエティでもやっていたので、知っている人も少なくないのかもしませんね。
「人狼」は、味方になりすましたウソつきを会話で見つけ出すパーティーゲームです。
村には人狼チームと村人チームの2チームが存在します。カードを引いて、自分の役が決まります。完全にランダムなので、カードを引くまではどちらのチームかはわかりません。
人狼チームは村人を殺害し村を滅ぼしたら勝ち、村人チームは村から人狼を追い出せば勝ちです。
「この村には、人狼が潜んでいるようです。村から人狼を追い出すための話し合いが始まります」
こんなナレーションのあと、昼間のターンで、人狼を含めた村人全員で話し合い、多数決で処刑する人を決めます。ここで、人狼が処刑されれば村人の勝ちです。でも、人狼は処刑されまいと村人のふりをして会話をするので、そう簡単に処刑されません。村人が、本当の村人を処刑してしまうのです。
そして、夜のターンになると人狼は村人を一人襲います。そうやって、村人の数がだんだん減っていき、人狼よりも村人が少なくなったら人狼の勝ちです。
人狼は、昼間に処刑されまいと言葉巧みに村人を騙さなければいけません。村人は人狼を処刑すべく、人狼と疑わしき人物をあぶりださないといけません。
こうやって、人狼と村人の心理戦が始まるのです。
人狼になった人は他を欺(あざむ)く能力が、村人になった人は嘘を見抜く力と推理力が問われます。
頭を使うこのゲームは、実際にやっても、観客として見ているだけでも、疲れます。集中していないと、すぐ分からなくなってしまいますからね。やって疲れるゲームというのは、プレイヤーを選びます。だから、あんまり流行らないし、流行ってもほんの一時で終わってしまうのですね。
人狼ゲームやってみたいんですが、人数が必要なので、友達の少ない私には出来ません。無念。