動作を削れば時間が生まれる

普段当たり前にしている動作の一つを削ることを考えてみましょう。これを考える姿勢と理系科目を学習することに共通点があります。

 

台風12号が迷走しながらやってきました。そうは言っても、関東平野は大したことがないだろうと、予定通り校舎を開けました。「ここは大丈夫だろう」って言う人って、いざというときに逃げ遅れるのでしょうけれど、今日は本当にこの地域は大したことなくちょっと強い雨風程度で済みました。こんな日でも、ひっきりなしに自習に来てくれる生徒がいること、嬉しく思います。

 

さて、冒頭の二文ですが、意味が分からない人が多いでしょう。動作を一つ削ることと理系科目の関連性がわからないと思いますので、説明しましょう。

 

当たり前にしている動作の例として「家のドアの鍵を開け、ドアを開ける」について考えてみます。ここにいくつもの動作が隠れています。1.カバンやポケットから鍵を出す、2.鍵穴に鍵を入れる、3.回して解錠する、4.鍵を抜く、5.鍵をカバンやポケットにしまう、6.ドアのノブを回して開ける、というように思いつくだけでも6つの動作があるわけです。もっと細かく分ければさらにたくさんの動作が見えてきます。何の苦労もせず、当たり前のものとして行っているので意識していませんが、こんなふうに小さな動作がいくつもあります。それらの動作の一つをどうやれば削れるでしょうか。

 

これを突き詰めて考えていくと、新しい商品が生まれます。例えば、ドアに鍵を持って近づくだけで解錠できるものとか。実は我が家のドアはこれです。重い荷物を持っていてもドアに近づくだけで鍵が開くので、鍵をポケットから探して出したり、鍵穴に入れる動作が必要ありません。とっても楽です。もっと楽なのは自動ドアですね。鍵を持って近づいたら、それだけで解錠し、さらにはドアまで開けてくれる自動ドアがあれば言うことなしです。技術的には出来ますがコストがかかるので一般家庭に普及するのはもう少し先の未来でしょう。

 

「ドアに近づく」というのは必ずしなければいけない動作ですが、その動作に鍵を開けるという動作まで組み込んでしまう「キーレス」という技術は「動作を一つ削る」という目的により生まれた商品だと思います。

 

数学や理科でも「動作を一つ削る」ものがあります。それは「公式」です。公式を覚えることにより、式を作る行程の大部分を削っているのです。公式がなければ、毎回面倒な式を立て、それを解かなくてはいけません。中3の夏頃学習する「解の公式」が最たるものです。それを覚えていなくても問題は解けるのですが、その面倒さと言ったら……。

 

この計算は削れないか、この手間は削れないかと、効率を求めていく姿勢は学習でも日常生活でも有効なのですね。そうやって無駄を削って手にした時間で、他のことを楽しめればいいのです。

 

洗濯、お風呂、炊事など家事全般も、昔は大変だったでしょう。それらに必要な動作を削っていった先に現在の洗濯機や湯沸かし器、炊飯器があります。どれもボタン一つで出来てしまうもの。それまで家事に当てていた時間にくらべ、現代はだいぶ短くなっているはず。根本は「削ること」を意識して、いろんな技術を生み出してきたからでしょう。

 

学習において削れるのは、公式でだけではありません。勉強をしようと机に向かって鉛筆を持つまでの動作の中に、削れる動作は確実にあるはず。何を削れるかと考えることが、効率化の第一歩です。何かを削って時間を生み出して、自由時間を獲得しましょう。





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