これはすごいと思った商品の共通点は「常識や固定観念を覆(くつがえ)す」というところです。
30年くらい前のおもちゃ「バーコードバトラー」は、その辺にあるバーコードを読み込ませるとモンスターが生み出せます。そして、それを戦わせるゲームなのです。世に出ているほとんどの商品にバーコードが使われているため、そのゲームの素材は無限です。消費者にとってはほとんど意味のないバーコードも、ゲームの素材にしてしまう発想に脱帽です。
Nintendo Wiiが出たときも衝撃的でした。コントローラーは両手で持つものという概念を打ち破り、片手で、しかもそれを振り回して動かすという発想に脱帽です。そもそもNintendoは普段ゲームをやらない人にゲームをさせようという発想がすでに他社と違います。DSで脳トレなどを出して、大人も夢中にさせていました。普段ゲームを買わない大人や女性もDSだけは持っているということもありました。
物理ボタンを排除したiPhoneにも驚かされました。今じゃ当たり前のスマホも、スティーブ・ジョブズが言っていた「世界を変える」が実現したからですね。
将棋の桂馬が好きなのも、「他の駒をスルーできない」という概念を打ち破って、他の駒の上を跳び越えて行くからです。
常識や固定観念を覆す商品には、いつの時代も胸驚かされます。自分も何かそいういうことがしたいと思う今日この頃です。