皆が好きな駒は

小学生や将棋初心者に好きな駒を問えば「飛車」と答えるでしょう。でも、将棋好きに同じ質問をすると…。

 

将棋とは、8✕8の64マスの上で、自分の駒を動かして相手の玉を取るボードゲームです。駒の一つである「歩」は自分がいるマスから1マス前にだけ進めます。「金」であれば、斜め後ろを除く6マスに動けます。皆が好きな「飛車」は自分がいる位置から、縦横であれば何マスでも進めます。端から端へ行けます。7マス離れた玉にだって届きます。2回動けば盤面上のどのマスにも行けてしまう、誰もが欲しがる最強の駒です。玉が取られたら負けのゲームで、玉よりも大事にしてしまう人がいるほどです。

 

そんな飛車ですが、将棋の玄人にだけ「好きな駒は」と質問をすると、飛車ではなく「桂馬」という答えが一番多くなるでしょう。「桂馬」は、今いる場所から前に2つ右に1つ進んだマスと、今いる場所から前に2つ左に1つ進んだマスの2箇所へしか動けません。今の説明で進める場所が伝わったでしょうか。自分の目の前にすら動けないのです。ただし、この駒は他の駒と大きな違いがあります。

 

将棋は、すでに自分の駒があるマスへは他の駒を動かせません。動かす先のマスに相手の駒がある場合は、その駒を取って自分の持ち駒とすることができます。よって進めるのは、何もないマスか相手の駒があるマスです。自分の駒があれば、そこにはいけません。つまり、飛車でさえ、何マスか先に駒があればそこまでしか動けないのです。進む先に相手の駒があれば、それを取れますが、その駒の先に行きたくても、必ずそこで止まらないといけません。飛車がどこにでも行けるというのは「進む道の上に駒がなければ」という条件下での話なのです。この絶対的なルールはすべての駒に適用されます。たった一つ、桂馬という駒を除いて。

 

そう、桂馬は唯一、他の駒を跳び越せる能力があるのです。平面的なボードゲームで、ジャンプという立体的な動きをします。2Dのゲームに3Dの要素を持ち込んでいる唯一無二の駒なのです。平面で闘っている戦士たちに、上空という別次元から飛び込んでくる大砲のような、そんな駒なのです。

 

桂馬から話を膨らまそうと思ったのですが、長くなってしまったので、ここで終わります(笑)





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